【フリーランスエンジニア向け】エージェント20社比較・おすすめランキング

フリーランスエンジニア向けのエージェントといっても、その数は多く、エージェントによって規模感やシステム、雰囲気などはさまざまです。そんななかで、「フリーランスエンジニアとしてエージェント選びで失敗したくない」「エージェントをいろんな観点で比較して決めたい」という人も多いのではないでしょうか？

そこで、本記事ではエージェント選びで迷っている人に向けて、数あるフリーランスエージェントの中から、おすすめできる20社を取り上げ、保有案件数や支払いサイト、福利厚生の充実度、実際の口コミ・評判を含めたいくつかの観点で比較します。また、エージェント登録～案件獲得までの流れなどについても併せて紹介するので今後のエージェント選びや利用の参考にしてみてください。

おすすめエージェント・案件サイト一覧

フリーランスエージェントによって、その特徴や強みは異なります。それぞれの特徴を知り、自身の働き方や要望に合ったエージェントを選ぶことが大切です。

まずは、数あるエージェントのなかから弊社が厳選したエージェント20社を一覧表示で紹介します。

今後フリーランスとして活動するという人はぜひ気になるエージェントを登録してみてください。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、圧倒的知名度を誇り、フリーランスエンジニア利用数No.1といわれるエージェントサービスです。常時提案可能案件数は約4,000件という業界最大級の案件数を保有しており、実務経験3年以上のエンジニアへの平均提案数は21件という実績もあります。扱っている案件の種類も幅広く、12の職種と44の言語に対応しており、副業案件もあります。特にIT職種には専門のエージェントが在籍しており、業界を熟知してこそのアドバイスやサポートを受けられます。また、その保有案件の多くはエンド直案件であるため、高単価なものが多くなり、利用者の平均年収は876万円と高水準です。

案件が終了する1か月前からは、次の案件紹介を行ってくれます。単発の一時的なサポートではなく、継続的にサポートしてくれるので案件が途切れる心配をしなくて済みます。現場での悩みや疑問もしっかりと対応してくれるのも安心できますね。まず登録すべきはこれでしょう。無料のフリーランス相談会も実施されているので気になる人は申し込んでみてください。

レバテックフリーランスの口コミ・評判

Pe-BANK

Pe-BANKは、30年以上の歴史を持つ老舗のフリーランスエージェントです。それだけ案件保有数も多く、取引先企業は1,000社以上、常に50,000件を超える案件を取り扱っており、拠点も全国各地にあります。また、業務や福利厚生に関わる様々なサポートも充実しています。営業担当が分業制ではなく担当制となっているため、案件の紹介から受注後まで一貫してサポートしてくれるのでミスマッチが起こりにくいです。

しかし、Pe-BANKの特長はなんといっても透明性の高さです、仲介手数料を非公開にするエージェントが多いなかで、Pe-BANKは報酬の分配率を全てオープンにしています。手数料を明確にしたうえで契約することができるのは嬉しいポイントですね。最初の手数料は15%となっていますが、報酬の受け取り回数に応じて8%まで変動します。一般的には20～25％といわれていますが、それと比べても低いので手数料を抑えたいエンジニアにおすすめです。平均年収847万円もこの手数料の低さが影響していると考えられます。報酬が高いとモチベーションも上がりますよね！

Pe-BANKの口コミ・評判

テックマニア

テックマニアは、SES事業をメインに据え、フリーランスエンジニア事業も展開しているエージェントです。エンド直案件は1～2割で二次請けがほとんどを占めます。これを聞くと、直案件よりも仲介手数料を抜かれて単価が安くなるのでは？と考える人もいるでしょう。しかし、そうではありません。半年から2年未満という比較的経験の浅いエンジニアが8割を占めるテックマニアですが、他社の3年以上のエンジニアと同じもしくはそれ以上の単価がもらえます。この理由について説明していきます。

テックマニアを運営する株式会社レンサは自社サービスを多く展開しており、およそ80名のプロパー（正社員）のエンジニア、パートナーを含めると100人以上のエンジニアを抱えています。プロパーエンジニアがアサインしている現場もいくつかあり、そのアサイン実績や自社サービス開発によって培われたエンジニア育成体制が案件先から高く評価され、信頼を得ています。また、社内フォローが手厚く、技術力が担保されているという点でも案件先からの信頼を得ている大きな特徴です。もしスキルが足りなくて案件の進捗が遅れている、納期に間に合わない、となった場合でも高いスキルを持った社内エンジニアがサポートするなどして、レンサとして業務を遂行します。こういった徹底した体制によって信頼関係が構築されているので、案件先から「少し多くお金を多く払ってでも信頼できるレンサに頼みたい」という声をいただき、一次請けのSIer企業などから案件を受けています。

一般的なフリーランスエージェントは案件の仲介をビジネスとしているから手数料を一定金額以上取りますが、レンサはそこで利益のみを追求するのではなく、フリーランスエンジニアの活躍をきっかけにプロパーのアサインにつながる可能性もあるため、仲介手数料による利益を他社エージェントに比べて少額に抑えてフリーランスエンジニアに還元できるのです。そのため、フリーランスエンジニアは高単価で案件を受けられます。

また、稼働後も、先ほども言ったように、プロパーエンジニアがアサインしている現場もいくつかあるので現場の生の声が聞けたりという安心感もありますし、担当者による継続的サポートも行っているので案件が途切れてしまうという心配もせずに業務に集中できます。1年程度のエンジニア経験は必要ですが、経験の浅いエンジニア向けの案件も多くあり、サポートもあるのでフリーランス始めたての人にもおすすめのエージェントです。

また、テックマニアは、エンジニア未経験者向けのプログラミングスクール「テックマニアスクール」も運営しているので、併せてスク－ルに通えば、エンジニアとしての知識・スキルを身につけながらエンジニアキャリアをスタートできます。

テックマニアの口コミ・評判

Midworks(ミッドワークス)

Midworksは、2016年設立という比較的新しいサービスですが、福利厚生が充実しており、手厚い保証が受けられるというということで注目されているエージェントです。たとえば、万が一案件が途切れてしまった場合でも月額契約単価の6割の報酬を保証してもらえるといった、フリーランスにはありがたい制度もあります。

また、利用者平均年収840万円という点からエンド直案件で高単価であることがわかります。こういった点から、経験者向けでフリーランスとしての実績がないと案件を紹介してもらえないのかと思う人もいるでしょう。しかしそういうわけではありません。応募書類の添削や商談対策といったサポートもしてくれるので、フリーランス経験が浅い人にもおすすめできます。ただ一点注意が必要なのは、Midworksを利用する場合はほかのエージェントを利用できないという規約があることです。

Midworks(ミッドワークス)の口コミ・評判

エンジニアスタイル

エンジニアスタイルは、なるべく多くの案件をチェックしたいという人におすすめのエージェント・案件の紹介サイトです。およそ30社の有料フリーランスエージェントの保有案件をまとめて確認でき、複数のエージェントの保有案件をそれぞれ検索する手間が省けます。

2023年9月4日時点での応募受付しているフリーランス案件は95,527件となっています。このように案件数は多いですが、こだわり条件を細かく設定して検索できるので効率的に案件を探せます。また、単価相場や単価ランキングも掲載されているので見比べながら案件を探すこともできます。ほかにも、AI分析による案件おすすめ機能もあり、登録情報をもとに最適な案件を紹介してくれるのでこれも活用してみるといいでしょう。

エンジニアスタイルの口コミ・評判

フォスターフリーランス

フォスターフリーランスは、専門性の高い求人の多いフリーランスエージェントです。27年以上にわたり幅広い業界での取引実績があり、優良案件が豊富です。また、エンドクライアントや一次請けの企業などとの直接取引が約8割となっており、商流が浅いため業界トップクラスの高単価を実現しています。

また、サポートもしっかりしています。元エンジニアといったITに精通したコーディネーターが多く在籍しており、案件紹介だけでなく、職務経歴書の添削やプロジェクト参画後のフォローまで手厚くサポートしてくれます。エンジニアのスキルや希望を考慮して最適なキャリアプランを提案してくれるので、フリーランス経験の浅い人でも安心して業務に専念できます。ただ、エンジニアとしての実務経験はそれなりに求められます。

フォスターフリーランスの口コミ・評判

テックビズフリーランス

テックビズフリーランスは、ミドル層エンジニア向けのエージェントです。週5日稼働の常駐型案件を多く保有しています。常駐型の案件は長期間働ける場合が多く、契約更新も可能なため、安定して長く働きたいという人におすすめです。

福利厚生も整っています。運営元の株式会社NKC ASIAはフリーランス協会と業務提携し、福利厚生制度「テックビズベネフィットプラン」の提供を開始しました。フリーランス向けのビジネスカード「テックビズカード」を利用することで、確定申告の代行や所得補償など、フリーランスのビジネスを手厚くサポートしてくれます。

テックビズフリーランスの口コミ・評判

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、週2～3日からの案件数で業界トップクラスを誇るエージェントです。また、リモート案件も豊富なのでフレキシブルにはたらきたいという人におすすめです。エンド直案件で高単価なものが多いため、週2、3日の稼働でも、十分な報酬を確保できます。

求人の種類としてはスタートアップやベンチャーなどの、最新技術を活用する企業が多く、最先端の開発を現場で体験できるのはエンジニアとしてやりがいを感じられるでしょう。

ほかにも、応募書類の添削や就業後のフォローといった専属エージェントからの手厚いサポートもあるのでフリーランス経験が浅い人にもおすすめです。

ITプロパートナーズの口コミ・評判

DYMテック

DYMテックは、規模こそ大きくありませんが、大手にない魅力があります。たとえば、独自の案件を保有していることです。運営会社であるDYMキャリアは人材領域に精通しており、およそ2,500社の上場企業や中小企業との取引があります。そのためそれだけ営業力があり、ほかのエージェントでは扱っていない独自案件を多く持っているのです。そのほとんどがエンド直案件やそれを超えた社長に直接交渉できる案件であるため、高単価を実現しています。扱っている案件は基本的に経験者向けのものが多いです。

オフライン交流会や定例面談といったフォロー制度もあり、税金の相談などにも乗ってくれるので、フリーランス経験が浅い人にもおすすめのエージェントです。また、条件や勤務体系なども交渉してくれたりと、大手にはない柔軟さがあるのは大きな魅力です。

DYMテックの口コミ・評判

Tech Stock

Tech Stockは、週5日稼働の長期案件が多くを占めるエージェントで、利用者は30代・40代のフリーランスエンジニアが多いようです。開発案件に留まらず、ITコンサル案件などもあり、今後のスキルアップやキャリアアップを見据えた働き方もできます。

福利厚生も整っていて、Tech Stockに利用登録をすると会員限定の「fukurint（フクリント）」という福利厚生サービスを利用できます。

Tech Stockの口コミ・評判

エンジニアファクトリー

エンジニアファクトリーは、利用者の過半数が45歳以上という熟練エンジニアが多く利用するフリーエンジニア向けの案件紹介サイトです。年齢制限を設けておらず、長期的なキャリア支援を行っており、あらゆるリスクに備えた保障制度がしっかりしているのが背景にあると考えられます。報酬の即日払い対応や業務中の事故・納品物の欠陥による損害補償、所得保障保険など、リスクに備えた手厚いサポートが受けられるため、フリーランスエンジニアとしては安心して業務に着手できます。

紹介サイトなので自分で案件に応募でき、希望すれば希望条件にマッチする案件を紹介してもらうこともできます。また、キャリアチェンジ求人も多く保有しているため、フリーランスから正社員に転向したいとなった場合でも案件を紹介してくれます。

エンジニアファクトリーの口コミ・評判

ポテパンフリーランス

ポテパンフリーランスは、独立したてのフリーランスエンジニア向けのエージェントで、主に首都圏と大阪エリアの案件紹介を行っています。そのため、経験が1年未満のエンジニアにも案件を紹介してくれるエージェントはそう多くはないのでフリーランス歴が浅いエンジニアにもおすすめです。

また、運営会社である株式会社ポテパンは、エンジニア未経験者向けのプログラミングスクール「ポテパンキャンプ」も運営しているので、併せてスク－ルに通えば、エンジニアとしての知識・スキルを身につけながらエンジニアキャリアをスタートできます。

ポテパンフリーランスの口コミ・評判

エンジニアルート

エンジニアルートは、システム開発を本業とするエージェントです。大きな特徴としては、案件先の企業を担当する営業担当が、フリーランスエンジニアの面談まで一貫してサポートしてくれるという点です。そのため、他社エージェントでは営業担当者が案件先のことを詳しく把握していないということがありますが、エンジニアルートでは案件紹介を行う営業担当から現場のリアルな情報を教えてもらえることが多いです。

また、案件先の企業とフリーランスエンジニア両方の希望を汲み取ってくれるのでミスマッチも起こりにくいです。実際に数値としても現れていて、エンジニアルート経由で案件に参画したエンジニアの平均就業期間は25ヶ月というデータもあります。エンジニアルートのプロパーがアサインしている案件に参加することもできます。

エンジニアルートの口コミ・評判

Lancers Agent

Lancers Agentは、週5日稼働の案件を中心に取り扱うフリーランスエージェントです。多くの案件を保有しており、その90%以上がリモート案件となっています。保有案件数の多さは運営会社である「ランサーズエージェンシー株式会社」が、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」を運営していておよそ40万社と連携していることが背景にあります。そのため、エンド直の高単価案件が多く、手数料も明示されていてフリーランスエンジニアとしては高単価を狙えます。

しかし、高単価である分、それだけスキルが求められるので一定の実務経験者におすすめです。

Lancers Agentの口コミ・評判

ギークスジョブ

ギークスジョブは、フリーランス専門のエージェントで、大手企業との取引も多いです。営業、カウンセリング、サポートに分かれた専任担当者計3名による手厚いサポートが特徴です。

ギークスジョブは、ITフリーランス向けの福利厚生プログラム「フリノベ」を提供しており、医療費や所得の補償、保険サービスなど、フリーランスエンジニアの声に応えるべく幅広くサービスを取り揃えています。ほかにも、セミナーを開催しており、税務関連なども勉強できるので、フリーランス初心者にとっても安心できます。また、勉強会、懇親会も定期的に開催されているのでフリーランス同士で横のつながりができ、どうしても孤独感を感じやすいフリーランスにはありがたいサービスになっています。モチベーションも保ちやすいでしょう！

ギークスジョブの口コミ・評判

エミリーエンジニア

エミリーエンジニアは、「フリーランスをより自由にするサービス」というコンセプトのもと、フリーランスのエンジニア専門に案件を紹介するエージェントです。案件数は多くないものの、スタートアップから大手まで幅広い案件を扱っていて面談をもとにスキルや条件に合ったものを紹介してもらえます。案件紹介が丁寧でマッチングの精度も高いといわれています。

福利厚生も充実しており、会員になると、フリーランス協会の「傷害補償付きベネフィットプラン」を無償で利用でき、所得補償や業務保証だけでなく、ヘルスケアやリラクゼーション、レジャー、スキルアップなど手厚いサポートを受けられます。また、確定申告など、なにかと手続きが大変なフリーランスですが、　エミリーエンジニアであれば税理士紹介センターと協業しているため困ったときは無料で紹介してもらえます。

個別相談会も開催しているので気軽に問い合わせてみてください。

エミリーエンジニアの口コミ・評判

tech tree

tech treeは、エンジニア集団が運営するフリーランスエージェントです。そういったこと徴から独自案件や非公開案件が多いです。エンジニアに寄り添った制度が多く、たとえば、報酬の支払いが「翌月3営業日」となっており、これは、業界でも最短の支払サイクルです。

また、正社員に移行したいという場合には、運営元である株式会社レイハウオリの正社員登用制度を利用することもできます。

tech treeは年齢制限を設けており、25歳〜45歳となっています。そのため、働きざかりのフリーランランスエンジニア向けのエージェントといえます。

tech treeの口コミ・評判

テクフリ

テクフリは、フリーランスのITエンジニアやクリエイター向けの案件を紹介するエージェントです。ベンチャーから大手まで、幅広い案件を取り扱っています。エンド直案件90%で手数料も一律10%と、高単価を実現しています。テクフリは「エンジニアファースト」を掲げており、福利厚生サービス「ITFC（ITフリーランスコンソーシアム）」を利用できます。また、3ヶ月ごとに単価交渉をしてくれるので、3人に1人が年収120%UPを実現しています。

無料相談会も実施しているため、気になる人は気軽に申し込んでみましょう。

テクフリの口コミ・評判

テックアダプト

テックアダプトは、フリーランスのエンジニアやWebデザイナー向けのエージェントです。運営会社であるハイディメンション株式会社SIerには約20年の実績があり、実際にプロパーが参画する優良案件も数多く保有しています。案件の種類も上流から開発工程まで幅広く取り扱っており、スキルや条件に合った案件を紹介してもらえます。エリアは限られており、基本的に首都圏に特化しています。

また、運営元がSIer企業ということで全員がエンジニア経験のあるエージェントです。営業担当者もプロパーエンジニアと連携を取ることで、エンジニアの立場に立ったサポートをしてくれます。担当者自身の知識レべルも高く、スムーズに面談が進むという口コミもありました。

テックアダプトの口コミ・評判

テッククリップス

テッククリップスは、現役エンジニアによる親身なサポートが受けられるエージェントです。面談も現役エンジニアが担当するので、技術的な内容の理解はもちろんのこと、エンジニアでないとわからない悩みも理解してくれたり、エンジニアだからこそできる的確なアドバイスがもらえます。そのようにいろいろ理解したうえでスキルや条件にマッチした案件を紹介してくるのは安心ですね！

案件先は、基本的に自社開発を行っている企業です。自社開発を行っているということは、勤務先があちこち変わるということはなく、一つの勤務先に腰を落ち着けて長期的に携わることができるということです。また、AIやVRといった最先端技術を扱う案件もあり、エンジニアとしてのキャリアアップや新しい分野にチャレンジしたいという人にもおすすめのエージェントです。

テッククリップスの口コミ・評判

フリーランスエンジニアがエージェントに登録するメリット

フリーランスのエンジニアが受託案件を探すにはエージェントへの登録をおすすめします。ここからはエージェントサービスを利用するメリットについて解説します。

案件を獲得するために必要なさまざまな雑務をエージェントが代行・サポートしてくれるので、エンジニアとして本業に専念できます。

自分で案件先に営業しなくても案件が舞い込む

エージェントを利用すると、自身で営業をせずとも案件を紹介してもらえます。コネクションや人脈が豊富で営業力のあるエンジニアであれば問題ありませんが、自身で営業することに苦手意識のある人もいるかと思います。自分で案件を探には、複数の企業に営業をかけたり、人脈を伝う必要があり、案件受注まですべて自分一人でしなくてはならないうえに、条件にマッチした案件を獲得するのは簡単ではありません。一方で、エージェントに登録すれば、希望条件を登録するだけで自身のスキル感とマッチする案件を紹介してもらえます。案件探しや営業をしなくても案件が舞い込むのでエンジニアとしての本来の業務に集中できます。

条件交渉・契約手続きを代行してくれる

先ほど、エージェントは案件紹介をしてくれると述べましたが、そのほかにも案件の条件交渉や契約に関する諸手続きの代行もしてくれます。苦労して獲得した案件も、報酬面や契約内容で交渉がうまくいかなかったり、強く言えなかったりするケースもあり、満足のいく条件で契約できなかったり、後々トラブルになる場合もあります。その点、エージェントでは単価交渉や契約手続き、報酬請求まで代わりにやってくれるのでそういったトラブルを避けられます。このように、案件獲得から報酬請求までの一連の諸手続きを一貫してサポート・代行してくれるエージェントは、時間を有効に使いたいフリーランスエンジニアにとって非常に頼れる存在なのです。その分、技術力の向上に勤しめば、自身の市場価値を上げてより単価の高い案件を獲得できるでしょう。

諸手続きのサポートや福利厚生を受けられる

フリーランスになると、どうしても本業に加えて経理の知識も必要になります。特に確定申告は面倒で負担も大きいです。しかし、税務系のサポートのあるエージェントにであれば、確定申告もスムーズに進められます。また、福利厚生の充実するエージェントであれば、エンジニア同士の勉強会や講師を招いたセミナーなども開催しており、気軽に参加することもできます。このように、エージェントは確定申告のサポートや福利厚生が充実しているところも多いのでフリーランス初心者は特に利用すべきサービスです。

エージェントは複数利用がおすすめ

エージェントによって保有する案件も異なるため、複数のエージェントを利用するのがおすすめです。2、3社登録しておくと案件の幅が広がります。迷ってしまうという人は、まず案件数の多いエージェントを1つと、そのほかに気になるところなどを1、2社に登録しましょう。

フリーランスエンジニアがエージェントに登録するデメリット

さまざまな雑務を代行してくれるエージェントですが、デメリットもあります。フリーランスとして案件を受注する上で報酬や条件面に関わってくるので、こちらもチェックしておきましょう。

マージンが発生した分の取り分が減る

エージェントを利用すると、エンドクライアント（企業）が業務貢献・納品物に対して支払った「案件報酬」からエージェントによる「仲介手数料（マージン）」が引かれた金額（＝「案件単価」）がエンジニアに支払われるので、エンジニアの手取り額はエージェントを利用しない場合よりも減ります。エージェントは基本的にその率を公開していませんが、10〜20%程度と言われています。エージェントを介すことで自身の報酬が減ってしまうのは、デメリットといえます。ただ、そうはいってもエージェントを利用することで得られるメリットや恩恵はこのデメリットを凌駕するものだと筆者は考えています。

仲介手数料はエンジニアに還元されている

エージェントの取り分となる「仲介手数料」は、すべてエージェントの利益ということではなく、案件収集やエンジニアの福利厚生などの必要経費としても使われています。結果的にエンジニアに対する恩恵になっているんですね。

自分で条件交渉ができない

エージェントを経由した案件の条件交渉はエージェントが行います。直接交渉ができないというのは人によってはデメリットになり得えます。譲れない条件や詳細な要望がある場合はエージェントとの面談時に伝えるようにしましょう。営業力に自身があって条件交渉も自身で進めたいという場合はエージェントを介さなくてもいいかもしれません。

未経験可の案件が少ない

実務未経験だとエージェントに紹介してもらえる案件数が多くありません。やはり、一定の実績がないとスキル感が把握できず、どうしても経験者優先となってしまうためです。最低でも1年間の実務経験は欲しいところです。なおエージェントのなかには、「テックマニア」のようにエンジニア育成を目的としたスクールを開講している企業もあります。エンジニア経験がないという人はエンジニアキャリアの第一歩としてスクールの受講を検討するのも良いでしょう。

エージェント登録から案件獲得までの流れ

ここからはエージェント登録から案件を獲得するまでの流れを紹介します。

ステップ1．登録

まずは、エージェントに登録します。基本的な情報に加えて自身のスキルや経歴を登録します。事前に職務経歴書やポートフォリオを用意しておくとスムーズに進められるでしょう。

ステップ2．エージェント面談

エージェントとの面談をします。面談は登録したスキルや経験をより詳細にヒアリングすることで案件とのマッチング精度を高める目的で行われます。また、併せて希望条件もヒアリングされるので、下記の項目を事前にまとめておくとミスマッチも減らせるでしょう。

事前にまとめておくべき項目

ステップ3．案件紹介

マッチする案件があれば、エージェントが紹介してくれます。案件についてより詳しく聞きたいことがあればエージェントが調べてくれるので何かあれば聞くようにしましょう。

ステップ4．応募・選考

希望条件にマッチした案件が見つかれば応募して選考に進みます。選考では、案件の発注元である企業との面談を行い、スキルレベルのヒアリングや業務内容の説明があります。フリーランスエンジニアと発注元企業との間では条件交渉は行わないので、何か要望があれば事前にエージェントに伝えておきましょう。選考結果はエージェントを経由して通知されます。数日～1週間程度かかるものですが、詳しい選考スケジュールはエージェントに確認しましょう。

ステップ5．案件獲得

案件の契約が成立したら業務を開始します。エージェントへの作業報告やエージェントが定めたルールに沿った業務の進め方など、慣れないこともあると思いますが、不明点などがあれば気兼ねなくエージェントに聞いてみましょう。

エンジニア以外でフリーランスとして働ける職種は？

働き方やライフスタイルの変化に伴い、日本でもフリーランスとして活躍する人材が増えました。
自身のスキルを活かして自分のペースで働けるフリーランスという自由な働き方に魅力を感じる人も少なくないでしょう。ここからはフリーランスとして活動できるエンジニア以外の職種を紹介します。

Webデザイナー

Webコンテンツのデザインを制作する職種です。クライアントとのヒアリングを通してクライアントが要望するデザインや構成のイメージを掴み、実装します。PhotoshopやIllustratorといったデザインソフトを使いこなせなくてはなりません。なかには独学の人もいますが、デザインの基本理論を学ぶためにもスクールに通うのがおすすめです。
最近では、WebデザイナーはじめとするITに特化したデザイナーの活躍が目立っています。

プログラマー

プログラマーとは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてコンピュータが実行するプログラムを構築する職業です。仕様に合ったプログラミング言語を使って様々なシステムやソフトウェアを開発します。
自身の扱える言語をアピールすることで案件獲得につながりやすくなるでしょう。IT化が進み、プログラマーのニーズも高くなっているので、より高度で幅広いプログラミングスキルを身につけることで活躍の場も広がります。

Webコーダー

WebデザイナーがデザインしたものをコーディングしてWebサイトに反映する職種です。HTMLやCSS、JavaScriptを用いて、ユーザの目に触れる部分を開発します。これらは、プログラミングのなかでも扱いやすいため、未経験でも副業で始める人も多いです。ITエンジニアとしてスキルアップしていきたいという人は、まずWebコーダーを目指すのがおすすめです。

コンサルタント

コンサルタントとは、クライアント企業の抱える課題の解決や目的の達成に導く専門家を指します。（仕事内容は分野によって多岐にわたります。）クライアント企業の現状を把握して問題の原因を明らかにし、解決策の提案やそのためのサポートを行うなど、対クライアント企業に寄り添いながら一貫して課題解決に導くことで、クライアント企業の利益増を目指します。

昨今、人材不足や育成コストなどの問題もあり、フリーランスのコンサルタントの需要が非常に高まっています。特に、ITコンサルタントの需要は高く、ITに関する専門知識やコンサルタントとしての判断力や洞察力、コミュニケーション能力に長けた人材は引く手あまたです。

フリーランスのコンサルタントとして案件を獲得するにはその分野に関する実績が必要です。フリーランス職種のなかでも求められるスキルレベルが高く、高度な知識やスキル、確かな実績なくしてクライアントからの信頼を得るのは難しいでしょう。コンサルタントは成果だけで判断される場合が多いです。

Webライター

PC一台で仕事ができるWebライターは、フリーランス参入も多いです。特定の分野の専門知識を持つ人が副業として、専門知識を生かして執筆するケースも増えています。報酬は個人のスキルによって異なり、プロジェクトや1文字単位で受注する場合が多いです。最近はクラウドソーシングサイトにも多くの案件が掲載されています。調べ物が得意な人に向いている職種です。

報酬は文字単価で設定されるのが一般的で1文字1円以下の案件からスタートする場合が多いですが、実績やスキルを磨けば文字単価を上げることも可能です。
文章の上手さだけではなく、WebマーケティングやSEOの知識があり、ディレクター的な立ち回り（ライターの管理や案件の進捗管理）ができると、報酬も上がりやすい傾向にあります。

【まとめ】

ITスキルをつけるには？

書籍やインターネットで学習する方法があります。昨今では、YouTubeなどの動画サイトやエンジニアのコミュニティサイトなども充実していて多くの情報が手に入ります。
そして、より効率的に知識・スキルを習得するには、知識をつけながら実際に手を動かしてみるなど、インプットとアウトプットを繰り返して自分のものにしていくことが重要です。特に独学の場合は、有識者に質問ができたりフィードバックをもらえるような環境があると、理解度が深まるでしょう。

ただ、ITスキルを身につける際、どうしても課題にぶつかってしまうことはありますよね。特に独学だと、わからない部分をプロに質問できる機会を確保しにくく、モチベーションが続きにくいという側面があります。独学でモチベーションを維持する自信がない人にはプログラミングスクールという手もあります。費用は掛かりますが、その分スキルを身につけやすいです。しっかりと知識・スキルを習得して実践に活かしたいという人はプログラミングスクールがおすすめです。

プログラミングスクールならテックマニアがおすすめ！

ITスキル需要の高まりとともにプログラミングスクールも増えました。しかし、どのスクールに通うべきか迷ってしまう人もいるでしょう。そんな方にはテックマニアをおすすめします！これまで多くのITエンジニアを育成・輩出してきたテックマニアでもプログラミングスクールを開講しています。

このような特徴を持つテックマニアはITエンジニアのスタートラインとして最適です。
話を聞きたい・詳しく知りたいという方はこちらからお気軽にお問い合わせください。