Ubuntuとは?初心者向けに特徴・Linuxとの違い・できることを分かりやすく解説

  • 2026.08.16
       
Ubuntuとは?|たった3分で分かる|特徴やできることをわかりやすく解説

「Linuxを勉強したいけれど、どのOSを選べばいいかわからない」 「プログラミングやWeb開発の学習でUbuntuという名前をよく聞くけれど、具体的に何ができるの?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

Ubuntu(ウブントゥ)は、世界中で最も人気のあるLinux系OS(ディストリビューション)の一つです。無料で使える上に、WindowsやMacのようにマウス操作で直感的に扱えるため、Linux初心者から現役のWebエンジニア、AI開発者まで幅広く利用されています。

この記事では、Ubuntuの基本概念からLinuxとの違い、メリット・デメリット、用途に合わせた選び方、手軽に使い始める方法までをわかりやすく解説します。

Ubuntuとは?

Ubuntuは、2004年に開発されたオープンソース(無料)のオペレーティングシステム(OS)です。「誰にでも使いやすいOS」をコンセプトにしており、デスクトップ用途からサーバー運用まで多目的に使用されています。

なぜ今、Ubuntuが選ばれているのか?

これまでLinuxといえば「黒い画面にコマンドを打ち込んで操作する上級者向けのOS」というイメージが強力でした。しかし、Ubuntuの登場によってそのハードルは劇的に下がりました。

さらに近年では、PythonによるAI・データ分析、Dockerを用いたコンテナ開発、クラウドサーバー(AWSなど)の標準OSとして採用されるケースが増えており、エンジニアを目指す人にとって「真っ先に触れておくべきOS」となっています。

Windows / macOS / Ubuntu の比較一覧

比較項目WindowsmacOSUbuntu
ライセンス費用有料(PC購入時に含まれる)有料(Mac端末の購入が必要)完全無料
主な用途事務作業、ゲーム、一般利用デザイナー、iOSアプリ開発Web開発、サーバー、学習用
操作感GUI(マウス操作メイン)GUI(マウス操作メイン)GUI + CLI(コマンド)の両対応
セキュリティ対策ソフトが必要比較的高い標準で非常に高い
開発環境の作りやすさ一部ツールで設定が必要良好非常に良好(コマンドで一発導入)

LinuxとUbuntuの違い・関係性

「Linux」と「Ubuntu」は混同されがちですが、厳密には役割が異なります。

  • Linux: OSの「核(カーネル)」となる仕組みのこと
  • Ubuntu: Linuxという核に、画面操作(GUI)や便利なソフトを組み合わせて使いやすくパッケージ化したもの

車で例えるなら、「Linuxはエンジン」であり、「Ubuntuはエンジンを載せて走れるようにした完成車」です。

Linuxそのものは単なるプログラムの集まりであるため、そのままでは人間が扱うのが困難です。そこで、一般の人でも簡単に使えるように加工して配布されているものを「Linuxディストリビューション」と呼びます。Ubuntuはそのディストリビューションの中で最も成功した代表格です。

Ubuntuは「Debian系」に属する

Linuxディストリビューションにはいくつかの系統(家系図のようなもの)があります。主要な3大系統は以下の通りです。

  1. Debian系: ソフトウェアの管理がしやすく安定している(Ubuntuはここから派生
  2. Red Hat系: 企業の商用サーバーなどでよく使われる(RHEL, Rocky Linux, AlmaLinuxなど)
  3. Slackware系: シンプルさを重視した玄人向け

Ubuntuは歴史の長い「Debian」をベースに作られており、初心者向けの親しみやすさと豊富なソフト数を兼ね備えています。

Ubuntuを使う5つのメリット(特徴とできること)

初心者からプロまで、Ubuntuが広く支持されている理由は次の5点です。

① マウス操作(GUI)ができるため初心者でも扱いやすい

一般的なLinuxはコマンド(文字入力)だけで操作しますが、UbuntuはWindowsやMacのように壁紙があり、アイコンをマウスでクリックして操作できます。ブラウザでネットサーフィンをしたり、ファイルフォルダを開いたりする操作も迷わず行えます。

② プログラミング・開発環境との相性が抜群

Python、Node.js、Ruby、Git、Dockerといった開発ツールを、コマンド一行で簡単にインストールできます。多くのWebサービスやAIライブラリはLinux環境での動作を前提に作られているため、環境構築でエラーにハマりにくいのが大きな魅力です。

③ インターネット上に情報が多く、トラブルを解決しやすい

Ubuntuは世界中で最も普及しているLinuxディストリビューションです。そのため、エラーが起きた際もエラーメッセージで検索すれば、日本語・英語を問わず解決策がすぐに見つかります。また、日本には公式のコミュニティ「Ubuntu Japanese Team」があり、日本語サポートも充実しています。

④ 完全無料でセキュリティ性能が高く、安定している

OS本体のダウンロードもアップデートも完全無料です。また、デフォルトで堅牢なセキュリティ機能が備わっており、ウイルス対策ソフトを入れなくても安全性が高く保たれます。定期的なアップデートも提供されるため、長期間安心して利用可能です。

⑤ 古いPCを軽量な開発マシンとして再利用できる

Windows 11の要件を満たさなくなった古いパソコンでも、Ubuntuをインストールすれば快適に動作させることができます。使わなくなったノートPCを学習用マシンや自宅サーバーとして復活させることが可能です。

知っておくべきUbuntuのデメリットと具体的な対策

メリットの多いUbuntuですが、導入前に知っておくべき注意点と対策もあります。

デメリット1:Microsoft OfficeやAdobe製品が直接使えない

Word、Excel、PowerPointや、Photoshop、Illustratorなどの専用ソフトはUbuntuに対応していません。

  • 【対策】
    • オフィスソフトは互換性の高い「LibreOffice(標準搭載)」「Google Workspace(スプレッドシート等)」で代用可能です。
    • ブラウザ版の「Microsoft 365(Web版)」を利用するのも有効な解決策です。

デメリット2:一部の周辺機器(プリンター等)のドライバーが対応していない場合がある

マイナーな周辺機器や一部のゲーム用ハードウェアは、Linux用ドライバーが提供されていないことがあります。

  • 【対策】
    • 購入前にメーカー公式サイトでLinux対応状況を確認するか、接続するだけで認識される標準的な機器(USBメモリや標準キーボードなど)を使用しましょう。

デメリット3:動作が重く感じることがある

高機能な標準デスクトップ環境(GNOME)を採用しているため、非常にスペックの低いPCでは動作が重くなることがあります。

  • 【対策】
    • 低スペックPCには、動作を軽量化した派生版(フレーバー)である「Lubuntu」「Xubuntu」を導入するのがおすすめです。

【用途別】Ubuntuの選び方とおすすめバージョン

Ubuntuをダウンロードしようとするといくつかの種類があり、どれを選べばいいか迷うことがあります。用途に応じた選び方を解説します。

初心者は「LTS版」一択!

Ubuntuには2種類のリリース形式があります。

  • LTS版(Long Term Support / 長期サポート版): 2年に一度(4月)リリースされ、5年間の無料サポートがつく安定版。
  • 通常版: 6ヶ月ごとにリリースされる最新機能お試し版(サポート期間は9ヶ月)。

特別の理由がない限り、学習用・実務用には「LTS版」を選びましょう。(例:Ubuntu 24.04 LTS など)

Desktop版 と Server版 の違い

  • Ubuntu Desktop: 画面操作(GUI)が含まれるバージョン。個人学習、プログラミング、普段使い向け。
  • Ubuntu Server: 画面操作がなく、コマンド画面(CLI)のみの軽量版。Webサーバー運用や実務検証向け。

はじめて触る方は、迷わず「Ubuntu Desktop」を選んでください。

手軽に試す!Ubuntuの導入手順・はじめ方

「自分のPCのOSを消してUbuntuに置き換えるのは怖い」という方も安心してください。現在ではメインのOSを消さずに安全に試す方法があります。

おすすめ①:Windowsユーザーなら「WSL2」で試す(最も簡単)

Windows 10/11をお使いの場合、WSL2(Windows Subsystem for Linux)を使えば、Windowsを起動したままアプリ感覚でUbuntuを動かすことができます。

  1. Windowsの「PowerShell」を管理者権限で開く
  2. wsl --install と入力してEnterキーを押す
  3. PCを再起動し、画面の指示に従ってユーザー名とパスワードを設定する

これだけで数分でUbuntu環境が完成します。

おすすめ②:仮想環境(VirtualBox)を使ってPC内で動かす

Macユーザーや、デスクトップ画面も含めてUbuntuを完全体験したい場合は「VirtualBox」などの無料仮想化ソフトを使う方法がおすすめです。

おすすめ③:古いPCにUSBからインストールする

使わなくなったPCがある場合は、Ubuntuの公式サイトからISOイメージファイルをダウンロードし、USBメモリに書き込んで直接インストールすることで、専用マシンとして生まれ変わらせることができます。

まとめ:UbuntuでLinux学習や開発の第一歩を踏み出そう!

Ubuntuは、初心者にとって最も導入ハードルが低いLinuxでありながら、プロのエンジニア環境としても通用する非常に優れたOSです。

  • 完全無料で使える
  • 画面操作(GUI)ができるので初心者でも安心
  • プログラミングやDocker、Web開発に最適
  • WindowsユーザーならWSL2ですぐに試せる

IT業界で求められるLinuxスキルを身につけたい方や、効率的な開発環境を整えたい方は、ぜひ本日紹介した方法でUbuntuを触ってみてください!

※本記事の内容についてさらに詳しく学びたい方や、プログラミング・インフラ構築のスキルを実践的に身につけたい方は、TechManiaのスクール講座や無料カウンセリングをご活用ください。

     

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