フリーランスとは?なるために必要なこと・仕事内容を解説

  • 2021.12.13
       
フリーランスとは?なるために必要な準備や仕事内容を紹介

フリーランスとは?

フリーランスとは、会社や組織に所属せずに、個人で仕事を請け負う働き方を指します。
求められる技術やコンテンツを契約ごとに提供し、その対価としての報酬を受け取るというシンプルな契約形態です。
おもにライターやデザイナー、カメラマン、プログラマーなどの手に職を持つイメージがある職種で働く人を指すことが多いですが、自分の経験や専門技術などを活かした仕事をする場合、職種に関係なく、誰でもフリーランスと名乗ることができます。
また、会社に所属しながら、フリーランスとしての活動を行う、いわゆる「副業」という働き方もあります。

フリーランスの語源
中世ヨーロッパで戦争が起こった際、王や貴族は、傭兵団と契約してその戦争に臨む文化がありましたが、その兵士たちのなかで傭兵団に所属せず、個人で契約して戦参戦する者たちが現れるようになりました。当時の兵器が槍(=lance)だったことから、そのような兵士を「free lancer」と呼んでいたことから「フリーランス」の語源になったといわれています。

フリーランスの働き方

フリーランスの働き方は自らを売り込み、企業から「単発の案件」を請け負うことが多いです。
依頼を受けたら、見積りを作成し、契約が成立してから、実務に取り掛かるという流れが基本です。
文字通り、「自由」で融通の利く働き方ができ、働く場所や時間に縛られず、依頼された仕事を引き受けるかどうかも、自分で決められます。
ただ、自分で行動しない限り、仕事やその報酬も得られないため、会社員に比べると安定はしません。
また、企業に雇用されていないため、会社員と違い、「労働時間」「休日」「最低賃金」「有給休暇」「労働災害での補償」といった労働法規が適用されません。
そのため、業務だけでなく確定申告などの手続きといったあらゆる事を自らの責任で進めなければなりません。
さまざまな企業から信頼され、続々と仕事が舞い込めば多くの収入を得ることもできますが、過労で体調やメンタルを壊してしまうこともあるかもしれません。
しかし、フリーランスは企業などからの依頼を「断ることもできる」という立場にあるため、過労を誰かのせいにすることもできません。
このように依頼主である企業との力関係によって負担を強いられる場合もあるため「下請代金支払遅延等防止法」の適用によりフリーランスも保護されることもあります。

フリーランスのなかでも、副業としてではなく、継続的な事業として、フリーランスで働くのであれば、開業届を出して「個人事業主」になるほうが多くのメリットがあります。

フリーランスと個人事業主の違い

「フリーランス」は働き方を指しますが、「個人事業主」は個人で事業を営むために開業届を提出している人を指す税法上の呼び名です。
また、個人事業主の定義として「法人ではない個人が独立して、仕事を反復継続していること」です。
フリーランスとして働いている人も税務署に開業届を出せば、税務上「個人事業主」に区分されます。
個人事業主になることでさまざまな融資や補助金、助成金を受けられ、屋号(○○屋、○○事務所といった個人事業名)での銀行口座開設ができ、社会的信用を得やすいです。

フリーランスの法人化

フリーランスでも法人設立でき、個人事業主として軌道に乗ってきたら法人化するのが一般的です。
個人事業主よりも社会的信用が高いため、資金調達しやすい点や節税対策ができ点が法人の魅力です。
しかし、個人事業主であれば、赤字になった場合には所得税や住民税の負担がないですが、法人は赤字であっても均等割分を負担しなければなりません。

フリーランスになるために必要なこと

フリーランスに向いている人とは?

自己管理ができる

フリーランスは自分で業務予定を全て管理しなければなりません。
納期は厳守ですので計画的に仕事を進められるよう、スケジュールを組まなければなりません。

仕事獲得に向けての積極性

急に案件を失うこともありますが、一定の収入を得るには、そのような事態を予測しながら積極的に仕事を獲得する姿勢が大事です。

ワンマンタイプ

一人で黙々と作業するのが得意な人はフリーランスという働き方があっているでしょう。
反対に「サボってしまう」「自分の行動を律せない」という人は注意が必要です。

フリーランスに向けてすべきこと

ここからはフリーランスを目指す方に向けて、なる前にしておいたほうが良いことや、フリーランスとして活躍するために必要なことをまとめました。

クレジットカード、ローン

社会的信用という観点から、クレジットカードの作成やローンを組むのは、会社員としての給与所得がある時に済ませておきましょう。

環境作り

仕事にはインターネット環境や名刺などの営業ツールをそろえておく必要があります。
またクライアントが指定したツールやSNSに合わせて連絡や納品をする必要もあります。

スキル磨き

フリーランスは才能やスキルが大きく報酬に影響してきます。
そのため、新しいスキルを身に付けたりと、日々、自分を磨く必要があります。

アピールポイントの整理

仕事の内容や働き方が細分化している時代だからこそ、これまでのキャリアや身につけたスキルなど、細かくアピールポイントを整理しておくことが大切です。

人脈作り

案件を紹介してくれるエージェントもありますが、知り合いから案件をもらうことが多いため、少しでも窓口を増やしておく必要があります。

届け出関係

仕事環境を整えるだけでなく、役所等への届け出もしておく必要があります。
会社を退職してフリーランスになる場合、健康保険や年金などの保険関係や個人事業主の開業届や青色申告承認申請書といった税務関係の届け出が必要です。

健康保険の切り替え

国民健康保険に加入するか、勤めていた会社が加入している健康保険組合の健康保険を任意継続するか(最大2年間)を選ぶ必要があります。
この手続きが遅れると、医療費が一時的に全額自己負担になりますので注意してください。
ちなみに、デザイナーや漫画家などは、業界団体に所属すれば保険料を固定化できる場合があります。

国民年金の切り替え

会社員からフリーランスになると、加入する年金が厚生年金から国民年金に変更されます。
自動的に切り替わるのではなく、自身で申請する必要があります。

開業届

法務局に登記する必要はありませんが、開業後1ヵ月以内に税務署に開業したことを知らせる開業届を提出する必要があります。

青色申告承認申請書

開業初年度から青色申告をするためには、開業後2ヵ月以内に「青色申告承認申請書」の提出が必要です。
期限を過ぎると特別控除や赤字の繰り越しなどの特典を受けられなくなるので、なるべく早く提出するようにしましょう。

仕事内容

代表的な職種とその仕事内容

職種に決まりはないフリーランスですが、大きく分類すると何かを作り出す「クリエイティブ系」、売り上げに貢献する「マーケティング系」、システム開発を行なう「ITエンジニア系」の3種類になります。
部門ごとに人気の高い職種をご紹介します。

クリエイティブ系▶デザイナー

デザイナーは、パンフレットや広告などに掲載する商品やサービスをより使いやすく、効果的に伝えるためのビジュアルデザイン制作を行います。
Webサイトのデザインを手掛けるWebデザイナー、二次元や三次元のコンピューターグラフィックス(CG)を制作するCGデザイナー、家庭用ゲーム機やソーシャルゲームなどのキャラクターや背景をデザインするゲームデザイナー、服飾のデザインを行うファッションデザイナーなどがあります。

マーケティング系▶Webマーケター

Webマーケターは、ウェブサイトやSNSなどを活用したマーケティングに携わる職業で、マーケティングに関する様々なスキルを用いてWebディレクション、広告運用、SEO施策など、担当する事業やサービスの売上拡大、ブランドの認知向上など目的に応じた企画立案や施策実行します。
Web上でマーケティングに活用できる手段は年々増加しており、Webマーケターの業務も多岐にわたります。

マーケティング系▶Webライター

Webサイトに掲載する記事の執筆を行うWebライターなどがあります。
Webライターは在宅で仕事ができ、未経験者でもクラウドソーシングサイトなどを利用して案件を獲得できます。
報酬は文字単価で設定されるのが一般的で1文字1円以下の案件からスタートする場合が多いですが、実績やスキルを磨けば文字単価を上げることも可能です。
文章の上手さだけではなく、WebマーケティングやSEOの知識があり、ディレクター的な立ち回り(ライターの管理や案件の進捗管理)ができると、報酬も上がりやすい傾向にあります。
ライターには他にも商品やサービスの購入に誘導する宣伝文を執筆するコピーライター、取材内容をまとめるルポライター、著者から話を聞き取って書籍を代筆するブックライターなど様々な職種があります。

ITエンジニア系▶プログラマー

ハードウェアやソフトウェアを正しく動かすためにプログラミング言語を用いてシステム開発を行います。
IT業界は人手不足が続いていますが、需要も高く、案件も豊富にあるため、スキルを身につければフリーランスとして比較的活躍しやすい職種です。
他にも、システムの要件定義や設計をするシステムエンジニア、ゲーム開発に携わるゲームエンジニア、カーナビゲーションやスマートフォンなどといった工業製品や家電が動く仕組みをつくる組み込みエンジニアなどがあります。

当社でもフリーランスエンジニアの方の転職支援を行っておりますので、転職をお考えの方は下記よりご登録ください。

https://techmania.jp/

終わりに

昨今、個人がさまざまな形で仕事ができるようになったことで、従来の会社に所属する働き方以外に、副業やフリーランスなど、より柔軟な働き方に注目が集まりました。
インターネット環境が当たり前となり、新しい働き方として、時間や場所にとらわれずに自分のスキルを活かせるフリーランスを選択する人が増えています。
しかし、正社員の安定した収入や生活を手放すというイメージが強く、なかなか踏み出せずにいる方もいると思います。
たしかに、会社などの肩書きを持たずに、個人のスキルだけで仕事をするのは簡単ではありませんが、クライアントから依頼を受け、成果物をあげるという達成感はフリーランスならではのものといえます。
スキルを活かし、自由な働き方をしたいと考えているのであれば、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか?
ここまで、フリーランスにおすすめの職種をいくつかご紹介しましたが、将来性・需要という観点から、ITエンジニアをおすすめします。
IT業界は人出不足が続いているため、高いスキルを身につければ、条件の良い案件を獲得し、安定した収入が得られるでしょう。

     

Otherカテゴリの最新記事