VBAとは?マクロとの違い、メリット・デメリット、できることを解説

  • 2022.07.15
       
VBAとは?マクロとの違い、メリット・デメリット、できることを解説

VBAとは?

VBA は、「Visual Basic for Applications」の略で、Microsoft社が提供する office製品に備わっている拡張機能です。同社のプログラミング言語である「Visual Basic」を Office製品でも利用できるようにしたもので、簡単なプログラムで複雑な処理を自動化させることができます。
Windows上で動くプログラムを作成するプログラミング言語、「Visual Basic」と同等の機能を有しているため、「Office製品用のVisual Basic」とイメージするとわかりやすいでしょう。

VBA はoffice製品のソフト上で動くプログラムを作成しますが、そのなかでも Excel での業務に使用されることが多く、「VBA=Excelの機能」といったイメージがありますが、Microsoft Office に標準搭載されているため、Excel のほかにも Word や PowerPoint、Access などにでも使用可能で、使い方次第でさまざまな業務を効率化できます。

VBAとマクロの違い

VBA とマクロは同じものと思われがちですが、両者は全く異なります。

マクロとは?

マクロというと Excel上で処理を自動化する機能というイメージがありますが、本来は「コンピュータの処理を自動化する技術」の総称です。
あくまで、マクロは自動化処理を実行、記録するための機能であり、その中身はプログラムです。マクロ機能で操作を記録することで、操作内容がプログラム言語に変換され、プログラムという形で内部に残されます。そして、そのプログラムが VBA というプログラミング言語で記述されているのです。

VBAのメリット/デメリット

メリット

環境構築が不要
VBA以外のプログラミング言語だと開発にソフトのインストールや各種設定といった開発構築は必須です。その点、VBAはoffice製品に標準搭載されているので、環境構築をする必要がなく、手軽に開発をはじめられます。

初心者にやさしい
VBAのコードは実行結果を見ながら記述でき、コードも直感的に理解し易いため、初心者にとっても扱いやすくエンジニアではない人にも使用されています。また、初心者が多いこともあり、インターネット上にも初心者向けに解説されている記事も多いです。

デメリット

Office製品に用途が限られている
VBA はそもそも、Microsoft office での作業を効率化するために開発されたプログラミング言語であるため、Microsoft office を使用しないことを前提としたアプリケーションを作ることはできません。はじめから、Microsoft office を使わないと Webアプリケーションなどを開発したいと考えている場合は Rubyや PHP、Python といったプログラミング言語を学ぶのがおすすめです。

データ量の多い開発には向かない
VBA を Excel で利用する場合の処理できるデータ量には上限があります。Excel のワークシートの最大容量(1,048,576行×16,384列)を超えるデータ量は処理できません。
また、データ量が多くなるほど処理に時間がかかってしまいます。大量のデータを扱う場合は適したデータベースを使うのをおすすめします。

VBAでできること

データ処理の自動化
VBAを使えば、四則演算や検索、集計といった単純な作業を自動化することができます。膨大なデータを一つ一つ手作業で処理する手間が省けることで、大幅に効率を上げられます。
事前にプログラムを作っておくことで処理を一度実行するだけで売上や在庫の管理ができ、便利です。

データ入出力の自動化
Excel で請求書や見積書などを作成する場合、PDF に出力することもありますよね。しかし、出力する数が増えてくるとどうしても時間がかかってしまいます。こういった場合に VBA を使えば入出力を自動化できるため、手間を省けます。
また、データをもとにグラフを自動で作成したり、データによって色を付けたりすることも可能です。

Officeソフト間の連携
VBA は Office製品同士であれば連携して使えます。
たとえば、Excel で作成したグラフを PowerPoint で利用する、Access でデータを読み込み Excel でグラフを作成する、Word に Excel のセルを挿入し、Excel でデータを入力することで Word に反映させる、Excel でメール文を作成し、Outlook で一斉送信するといったこともできます。
このように、ソフト単体でできる処理だけでなく、Office製品同士で連携させることもで、業務の効率化ができるだけでなく、ミスの削減にもつながります。

データ取得の自動化
VBA を使えばスクレイピングも実現できます。スクレイピングとは、Webページ上から情報を抜き出して収集する技術を指します。たとえば、複数のサイトから特定のキーワードを含む記事を抜き出したり、株価情報を定期的に自動で収集したりできます。
ただ、一つ注意点があります。場合によって、スクレイピングは Webサイトに多大な負荷がかかる可能性があるため、スクレイピングを行う場合は注意しましょう。

終わりに

仕事上で Word や Excel といった Officeソフトを使う機会の多い人にとっては、VBA の学習に向いています。VBA も使いようによっては、業務効率を大きく上げることができます。

     

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