サーバーとは?種類や用途をわかりやすく解説

  • 2021.12.27
       
サーバーとは?種類や用途をわかりやすく解説

サーバーとは

サーバー(server)とは簡単に言うとネットワーク上のデータの保管庫のことです。
serverには「提供する側」という意味があり、インターネットなどのネットワークを通じて利用者の要求(リクエスト)に対して、それに応えるデータを提供するコンピューターを“サーバー”と呼びます。
サーバーはWebページの閲覧やメール、SNS、ネットショッピングなどといったインターネットに関わるあらゆるサービスで用いられています。

サーバーとクライアント
ネットワーク上でデータを提供する側をサーバー、データを利用する側をクライアントと呼びます。
Webサイトの閲覧やメールを送信する際、クライアントからの要求に対して、サーバーから画像ファイルやHTMLファイルなどのデータファイルが送り返されています。
クライアントの要求に沿って加工したファイルを送ったり、データを保存したりすることがサーバーの主な役割です。

アップロードとダウンロード
クライアントがサーバーに情報を提供することを「アップロード」といいます。
例)動画投稿サイトに動画を投稿する、SNSに写真を載せる
一方で、クライアントが提供元であるサーバーからファイルを受け取ることを「ダウンロード」といいます。
例)インターネット上で公開されている画像や動画をコンピューター上に取り込む

サーバーとネットワークの仕組み

サーバーの役割をイメージできるように、ホームページを作成してから訪問者に閲覧されるまでの流れを例に見てみましょう。
ホームページのデータをサーバーにアップロードする
単に自分のパソコンにホームページのデータがあるだけでは、インターネットユーザーに見てもらうことはできません。
ホームページを閲覧できる状態にするには、そのホームページのデータをサーバーに保存する必要があります。

ユーザーがブラウザにURLを入力するとサーバーにリクエストが届く
インターネットユーザーがそのホームページのURLをGoogle Chromeなどのブラウザに入力し、Enterキーを押すと、サーバー側にリクエストが届きます。

URL
Webページの場所を示す文字列でアドレスとも呼ばれる。
当サイトのトップページのURLは「https://techmania.jp/」
ブラウザ
インターネットを介してホームページ(Webサイト)をパソコンやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェア
Google ChromeやSafari、Internet Explorerなどが有名

リクエストに応じて、サーバーはユーザーのパソコンやスマートフォンにデータを提供する
サーバーはURLに応じたページのデータを引き出し、HTMLや画像などのファイルをユーザーのパソコンやスマートフォンなどの端末に提供します。

ちなみに、GoogleやYahoo!などの検索エンジン経由でアクセスできるようにするには、サーバーにホームページのデータをアップロードするだけではなくインデックス(登録)が必要です。
単にホームページのデータをサーバーにアップロードしただけでは、GoogleやYahoo!などでいくら検索してもそのサイトはヒットしないのです。
ブラウザへURLを直接入力するのではなく検索エンジン経由でサイトにアクセスできるようにするには、検索エンジン側のデータベースに、そのホームページのデータをインデックス(登録)が不可欠です。

サーバーの種類

コンピューターとしてのサーバーは、大きく分けて「物理サーバー」と「仮想サーバー」の2種類があります。
物理サーバー
物理的に存在する1台のサーバーのことで、「共用サーバー」と「専用サーバー」の2種類に分けられます。

・専用サーバー
1 台のサーバーを専有し、他のユーザーの影響を受けないことやOS を変更するなどのカスタマイズが可能で、使い方の自由度が高いのが利点ですが、適切にカスタマイズして運用するには、ある程度の専門知識が必要です。

・共用サーバー
1台の物理サーバーを、複数の利用者で共有して使うことになります。
コストを抑えて利用でき、メンテナンスの手間もかからないという利点はありますが、その一方で、複数の利用者で共有して使うので、カスタマイズ性が低いことや他のユーザーの使用状況によって、処理に影響が出る可能性があります。

仮想サーバー
1台の物理サーバー上で複数台のOSを動かすことで、複数のサーバーと見なして稼働させるサーバーで、さらに「VPS」と「クラウドサーバー」の2種類に分けられます。

・VPS
VPSは「Virtual Private Server」の略で、仮想専用サーバーとも呼ばれます。
共用サーバーと同様に、1台の物理サーバーを共有しますが、仮想上で個別に環境構築されているため、ほかの利用者の影響を受けにくいという利点がありカスタマイズ性は高めです。

・クラウドサーバー
クラウド環境に作られたサーバーのことです。
VPS と同様に仮想的な専用サーバーを構築しますが、サーバーの容量や処理性能などのリソースがプランごとに固定されてしまうVPS よりもリソースが固定されないクラウドサーバーは予想外にアクセスが急増した場合でもすぐにリソースを増やせるなど、柔軟性が高いという特徴があります。

サーバーの用途

前項で紹介した4種類のサーバーは、コンピューターとしてのサーバーです。
それに対して用途に応じてさまざまな機能の提供を実現するのがソフトウェアとしてのサーバーです。

Webサーバー
クライアントからのリクエストに応じてWeb上のデータをクライアントに送り返すサーバーで、Webサイト(ホームページ)を構成するHTMLファイル、ページ内の構成やデザインを調整するCSSファイル、画像ファイルなどが格納されています。
格納されたWebページの情報をクライアントに要求された時に取り出して送り返します。

メールサーバー
メールを送受信する際に使用されるサーバーです。
送信用と受信用でサーバーが分かれており、送信サーバーはSMTPサーバー、受信サーバーはIMAPやPOP3サーバーが使われています。
電源を切っているあいだにメールが送られてきても、再度電源を入れれば問題なく受信できるのは、送られてきたメールのデータがメールサーバー内に保存されているからです。

POP3サーバーとIMAPサーバーの違い
POP3サーバーとIMAPサーバーメールの大きな違いはデータをサーバー内に保存し続けるかどうかです。
POP3サーバーの場合、いったんはサーバー内にメールデータは保存されますが、メールソフトで受信した際にデータはパソコンやスマートフォン内にダウンロードされるため、サーバー内からは削除されます。
ネットワークにつないでいない状態でも、過去に受信したメールを読めるのはメールのデータが端末内に保存されているからです。
一方でIMAPサーバーはデータをサーバー内に残し続けます。
そのため、パソコンやスマートフォンなど複数の端末で使用する場合に、同じメールを読むことができます。
GmailやYahoo!メールにおいて、ログインすればどの端末でも同じメールを読めるのは、IMAPサーバーを利用しているからなのです。

DNSサーバー
DNS(Domain Name System)サーバーとはIPアドレスとドメインを結びつけるのに使用するサーバーです。
IPアドレスとはネットワークに接続している機器に割り振られた固有の番号でWeb上の住所のようなものです。しかし、数字の羅列で人には覚えにくいため、その数字の羅列に名前を付けたものがドメインです。

ドメインやDNSサーバーについてはJPRS(株式会社日本レジストリサービス)という全国のjpドメインを管理している企業が配布している解説漫画がわかりやすいです。
https://jprs.jp/related-info/study/

ファイルサーバー
ネットワーク上でデータを共有・使用するのに用いるサーバーです。
ファイルサーバーによって複数のサーバーやさまざまなOS上でのデータ共有をスムーズに行うことができます。

データベースサーバー
データベースを搭載し、データベース管理システムが働いているサーバーで、クライアントからの要求を受けて、データベース内で整理されている情報を検索し、処理結果を送り返します。

FTPサーバー
FTP(File Transfer Protocol)サーバーは「ファイル転送プロトコル」とも呼ばれ、Webサーバーにファイルを送受信するのに使用されます。
リクエストがあった時だけファイルを送信するWebサーバーとは異なり、FTPサーバーはクライアントからサーバーへのアップロードやサーバーからのダウンロードが可能です。
Webサイト(ホームページ)作成の際はWebサーバー上に新しいファイルをアップロードするためにFTPサーバーが用いられています。

SSHサーバー
SSH(Secure Shell)サーバーはクライアントの情報を暗号化するサーバーです。
従来のリモート通信方法では個人情報が暗号化されず、情報が漏洩してしまうことがありましたが、パスワードや暗証番号などの個人情報を送信する際にSSHサーバーによって暗号化してから安全にリモート送信できるようになりました。

終わりに

ここまでWebサイトの運営や利用に欠かせないサーバーについて解説してきましたがいかがでしたか?
近年ではIT化が進み、様々な業界でITを活用したサービスが導入されており、サーバーに関する知識を身につけておいて損はないでしょう。

     

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