【JavaScript入門】getElementByIdの使い方を解説

  • 2024.02.28
       
【JavaScript入門】getElementByIdの使い方を解説

JavaScriptでHTMLを操作する方法のうち最も基本的なものに「getElementById」という、HTML要素を取得するメソッドがあります。本記事では、JavaScript学習者向けにgetElementByIdの使い方をソースコードを用いて解説します。

getElementByIdとは

getElementByIdとは、HTMLタグで指定したID値を持つHTML要素を取得するメソッドです。任意の要素を抽出して、HTMLを書き換えたりスタイルを変更するといったことができます。要素のIDは基本的に、”一意である”ことが求められるので、特定の要素に素早くアクセスする場合に有効です。

IDに関するルール

IDは基本的に同一HTML内で重複してはならず、一意な値である必要があります。また、getElementByIdメソッドで取得できる要素は一つであるため、複数の要素が同じIDを持つ場合(同一HTML内で重複IDが存在する)は、最初に一致した要素だけを返します。また、指定したIDが存在しない場合はNULL値を返します。

ちなみに、IDを持たない要素にアクセスする場合は、querySelector()メソッドを使うことで任意のセレクタで要素を検索できます。

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getElementByIdの書式

【使用イメージ】

document.getElementById(id)

「getElementById」を「getElementByID」としてしまうと、メソッドとして機能しないので注意が必要です。

【引数】

引数には取得したい要素のID値を記述します。なお、ID値の文字列は大文字と小文字とで区別されます。

(例)’example’

【戻り値】

ID値(id属性で指定された文字列)に一致する要素を返します。HTML内に一致する要素がない場合はNULL値を返します。

getElementByIdの使い方

【例1】要素を取得する

段落タグをIDで要素を取得し、JavaScriptコンソールに表示させます。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p id="sample">こんにちは</p>

  <script>
  console.log(document.getElementById("sample"));
  </script>
 </body>
</html>

【実行結果】

<p id=”sample”>こんにちは</p>

【例2】要素のテキスト部分を取得する

段落タグをIDで要素を取得し、textContentプロパティで要素の中身であるテキスト部分をJavaScriptコンソールに表示させます。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p id="sample">こんにちは</p>
  <script>
  console.log(document.getElementById("sample").textContent);
  </script>
 </body>
</html>

【実行結果】

こんにちは

【例3】変数でIDを指定する

引数を文字列ではなく、変数で指定します。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p id="sample">こんにちは</p>
  <script>
  var id="sample";
  console.log(document.getElementById(id));
  </script>
 </body>
</html>

【実行結果】

<p id=”sample”>こんにちは</p>

変数「id」に段落タグのID名「sample」が格納されています。そのため、変数をgetElementByIdの引数に指定することで段落タグ要素が表示されます。

【例4】要素の中身を変更する

innerHTMLプロパティを使用することで要素の中身を変更できます。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p id="sample">こんにちは</p>
  <input type="button" value="クリック" onclick="fnc()">
  <script>
  var fnc=function(){
  var smp=document.getElementById("sample");
  smp.innerHTML = "こんばんは";
  }
  </script>
 </body>
<html>

【実行結果】

ボタンをクリックすると段落タグ内の文字列が変更されます。

【例5】valueの値を取得する

valueプロパティを使うことでvalueの値を取得できます。

ボタンに書かれた文字を取得します。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p>クリックしましょう</p>
  <input type="button" id="sample" value="クリック">
  <script>
  console.log(document.getElementById("sample").value);
  </script>
 </body>
</html>

【実行結果】

クリック

【例6】イベントハンドラーを結びつける

getElementByIdで取得した要素に、イベントハンドラーを結びつけることも可能です。たとえば、ボタンをクリックすると、特定の関数を発動する仕組みなどを作成できます。

ボタンの文字列が変わるようにします。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p>クリックしましょう</p>
  <input type="button" id="sample" value="クリック">
  <script>
   var btn=document.getElementById("sample");
   var fnc=function(){
    btn.value=" 済 ";
   }
   btn.onclick=fnc;
  </script>
 </body>
</html>

【実行結果】

ボタンをクリックするとボタンに書かれた文字が変更されます。

【例7】スタイルを変更する

styleプロパティを使うことでテキストの色やサイズを変更できます。

【実行コード】

<html>
 <body>
  <p id="sample">こんにちは</p>
  <button onclick="myFunction()">クリック</button>
  <script>
  function myFunction(){
  var smp=document.getElementById("sample");
  smp.style.color="red";
  }
  </script>
 </body>
</html>

【実行結果】

ボタンをクリックするとテキストの色が変更されます。

JavaScriptの勉強方法は?

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