文字列を扱う際、不要な空白を削除したい!と感じる瞬間はありませんか?
この記事では、文字列のスペースを削除する時に使えるTrim関数について詳しく解説していきます!
Trim関数とは?
Trim関数とは、文字列の先頭と末尾の空白を削除する関数です。「切り取る」「刈り取って綺麗に整える」といった意味の英語「Trim」が元になっています。
使用する際は以下のように記述します。
【基本構文】
Trim(string)
引数の文字列にNull値が含まれている場合には、Nullが返されます。
Trim関数の使い方を解説
具体的な使い方をサンプルコードで確認してみましょう。
【サンプルコード】
Sub sampleTrim()
Dim str As String
str = " Hello World! "
MsgBox "「Trim前:" & str & "」" & vbCrLf & _
"「Trim後:" & Trim(str) & "」"
End Sub
【実行結果】
先頭に半角スペースを、末尾に全角スペースを含めてみましたが、どちらも削除されているのが分かるかと思います。
ただし、削除されるのは先頭と末尾のスペースのみなので、文字列中のスペースはそのまま残っています。
LTrim関数、RTrim関数の使い方を解説
Trim関数は文字列の前後にあるスペースを削除しますが、先頭と末尾のそれぞれ片方のみを削除する関数も存在します。
・先頭のみを削除したい場合
LTrim(String)
・末尾のみを削除したい場合
RTrim(String)
サンプルコードで見てみましょう。
【サンプルコード】
Sub sampleTrim2()
Dim str As String
str = " Hello World! "
MsgBox "「LTrim:" & LTrim(str) & "」" & vbCrLf & _
"「RTrim:" & RTrim(str) & "」"
End Sub
【実行結果】
改行・タブ・全角スペースを削除する方法を解説
場合によっては、改行やタブ、文字間のスペースなどを削除したい時があるかもしれません。
これらはTrim関数で削除することはできないので、代わりにReplace関数を使用します。
Replace関数を使うと指定した文字を別の文字に置換することができるので、文字数0の空文字に置換することで余分な文字を削除します。
【サンプルコード】
Sub macro3()
Dim str As String
str = vbTab & "Hello World!" & vbCrLf
MsgBox "「Replace前:" & str & "」" & vbCrLf & _
"「スペース削除:" & Replace(str, " ", "") & "」" & vbCrLf & _
"「タブ削除:" & Replace(str, vbTab, "") & "」" & vbCrLf & _
"「改行削除:" & Replace(str, vbCrLf, "") & "」"
End Sub
【実行結果】
まとめ
今回は、文字列に含まれる空白などを削除する方法について解説してきました。
状況に合わせて、Trim関数やReplace関数を使い分けていきましょう!
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