Unityとは?特徴やできることについて徹底解説

  • 2023.06.02
       
Unityとは?特徴やできることについて徹底解説

Unity はゲーム開発の分野において、とても人気のあるゲーム開発ツールです。

Unityとは?

Unity は、ユニティ・テクノロジーズ社が開発・販売しているゲームエンジンおよびIDE(統合開発環境)です。
ただ、公式サイトではゲームエンジンとされていますが、それだけではなく、実行環境や開発環境を含んでおり、多機能で拡張性の高い「ゲーム開発プラットフォーム」というほうが近いでしょう。
主にC#でのコンテンツ開発が可能です。OS に関しても、Windows や macOS、Linux だけでなく iOS や Android などのモバイル端末や PlayStation 4、XboxONE、Wii U、Nintendo Switch といった家庭用ゲーム機など、クロスプラットフォームに対応しています。また、昨今では今後さらに活用が広がるといわれている「XR ( AR / VR /MR 技術の総称)」向けの開発にも対応しました。
Unity は 2005年から販売が開始されましたが、現在では Unityを使って作られたアプリのダウンロード数は毎月 50 億を超え、Unity で制作または運営されたコンテンツを利用するアクティブユーザ数は毎月 28億人を超えるなど、高い支持を得ています。
数あるゲームエンジンのなかで最も利用されており、全世界で 100万人以上が利用しています。
特にモバイルゲームで高いシェアを持ち、世界のビデオゲームの半数以上を占める Unity ですが、ゲーム開発に限らず、さまざまな分野で幅広く利用されています。

ゲームエンジンとは?
ゲームエンジンとはゲームを作るためのあらゆる要素を備えた統合開発環境を指します。
ゲームコンテンツでよく使われる振る舞いや処理がひととおり詰め込まれているためゲーム開発において効率化や成果物のクオリティの向上に非常に役立ちます。
無料で配布されているものから商用利用向けに有料で販売されているものまで幅広くあります。
以前は、ゲームプログラマーなどが自社用のソフトウェアを開発していました。しかし、ゲームごとにシステムの差異がほとんどないにもかかわらず、システムを作り上げる工程には高度な技術も必要で膨大な時間がかかってしまっていました。
そこで、開発効率を上げ、その分、コンテンツ自体の質を上げるのに時間を割けるゲームエンジンが誕生したのです。
汎用性も高いため、現在では多くの企業や個人の間で利用されるようになりました。

具体的には遺憾のようなものがあります。
・3D や 2D の描画処理
・サウンドの入出力
・物理演算
・データの管理・作成ツール

なぜゲームエンジンが必要なのか?
以前はそれぞれのゲームごとにアルゴリズムが存在し、それに合わせてコードやツールをカスタマイズする必要がありました。しかし、昨今のプラットフォームの多様化に伴い、多くのプラットフォームに対応する汎用性の高いゲームエンジンの利用が主流になりつつあります。
ゲームエンジンを利用することでアルゴリズムを変更する手間が省け、ゲーム開発を効率的に行えるのです。

Unityを使うにはお金がかかる?
Unity には、無料版と有料版(75ドル/月)がありますが、無料版でも大部分が使用可能でクオリティの高いゲームなどを作ることができます。
最新版の Unity5 では、無料版でもできることが大幅に増えたので、初心者が個人で使用する場合や学習などに使用する場合には無料版で事足りるでしょう。

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Unityの特長

マルチプラットフォームに対応している
Unity は Windows や macOS、Linux などの幅広いプラットフォームに対応しています。
また、それ以外にも iOS や Android などのモバイル端末、PlayStation4、Xbox、Nintendo Switch などの家庭用ゲーム機にも対応しているマルチプラットフォームです。
そのため、Unity で作ったゲームはハードウェアを限定せずに販売・配布できるというメリットがあります。

アセットストアが充実している
アセットストアはユーザが自身で作成したプログラムや素材などを販売できるサイトのことです。
これを利用することで機能拡張が簡単に行え、効率よく開発を進められます。
Unity はアセットストアが充実しており、初心者でもクオリティの高いゲームを簡単に作ることができるのです。

ノンプログラミングでゲームを作れる
文字通り、プログラミングせずにゲームを開発できます。
従来のゲーム開発、特に 3D ゲームの開発には高度なプログラミング技術が必要でした。しかし、Unity を利用すればプログラミングをすることなく 3Dゲームを作ることができます。このように、プログラミングの知識やスキルがない人でも簡単に実装でき、直感的にゲームを作れます。
ただ、細部までこだわりたい場合にはC#でプログラミングする必要があります。

習得難易度が低い
「Unity2018.1」以降のバージョンでは日本語対応している点や日本でも非常に人気が高いため、日本語で書かれた書籍やインターネット上の情報が豊富にある点を見ても、学習のハードルが低いです。

Unityでできること

ゲーム開発
2D と 3D 両方のゲームに対応しているため、Unity を使って作れないゲームはないといっても過言ではありません。
代表的なものには、白猫プロジェクト、ドラゴンクエストⅧ、LINE ポコパンなどがあります。

AR/VR開発
Unity では AR/VR の開発も盛んに行われており、公式サイトでもチュートリアルが公開されていますよ。
AR 技術が取り入れられた代表的なゲームといえばポケモンGO ですが、ゲーム以外にも建築分野における建物内部のVR化や医療分野における手術シミュレーションなど、さまざまな分野で活用されています。将来的には宇宙分野でも活用が見込まれています。

最後に

Unity はゲーム開発や XR開発をしたい人にとって避けては通れないものです。
その学習方法としては独学で学ぶという方法があります。
Unity の公式サイトでは、初心者向けにゲームの構築方法やアイテムの収集方法、UI 構築方法といったチュートリアルが公開されているため、Unity の基礎を学ぶにはおすすめです。
本格的に学びたい場合は、Unity の基礎から、実践的なスキルまで学ぶこともできるプログラミングスクールで学ぶという方法もあります。

将来的に、Unity を扱うエンジニアを目指すのであれば、Unity と併せて C# や UI/UX に関するスキルを身につける必要があります。

     

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