【2024年】ゲームでプログラミング学習！おすすめゲーム36選

プログラミングゲームは、ゲーム感覚で楽しみながらプログラミングを効率的に学べるのが大きなメリットです。

無料で気楽に始められるものや子供向けのものから大人向けまで、さまざまな種類があります。

本記事では、おすすめを厳選し、2024年最新のプログラミングゲームを紹介します。

そもそもプログラミング初心者は何から始めれば良いのか、その学習手順も併せて紹介します。

プログラミングとは、一つ一つの処理を組み合わせることで複雑な処理を可能にするプログラムを作ることです。この組み合わせが重要で、少しでも処理の順番が違うと意図したように動かなくなるため、順番や配置をしっかりと理解している必要があります。そのため、プログラミング学習を通して、論理的に物事をとらえて考える力を身につけられるでしょう。

ゲームの選び方

自身のスキルレベルから選ぶ

プログラミングゲームには、初歩的なものから本格的なものまであり、さまざまなレベルに対応しています。自身のスキル感に合ったゲームを選び、徐々にレベルを上げていくことで挫折しにくくなるでしょう。

目指す職種から選ぶ

ITエンジニアといってもさまざまな職種があり、それぞれ求められるスキル領域やレベルは異なります。そのため、将来どんなエンジニアになりたいかで勉強内容や習得方法を決めるのも良いでしょう。学びたい言語が学べるかゲームであるかといった視点も重要です。

コードを書かずにプログラミングの考え方を掴める「ビジュアルプログラミング」

まずは、コードを書かなくてもプログラミングの考え方を直感的に理解できる「ビジュアルプログラミング」ができるプログラミング学習ゲームを紹介します。これはプログラミングに触れたことがない人や苦手意識のある人、プログラミングをはじめるお子さんにおすすめです。小学校でプログラミングが必修化されました。また、中学校や高校でもそれに追随する動きがあります。学校の授業も受けやすくなりますし、パソコンに慣れるという点でも有効です。

Scratch

Scratchは、日本語のコードブロック（プログラミングにおける関数に該当）をつなげてキャラクターを動かすといったビジュアルプログラミングが学べる学習サイトです。ドラッグ＆ドロップのみで操作でき、プログラミングの組み立て方を視覚的に理解できるのでプログラミングの仕組みを理解するのに最適です。プログラミングに苦手意識のある人でも手を付けやすいでしょう。ゲームやアニメーションを自作して共有できます。世界中の多くの教育機関で利用されており、ユーザ数も多いです。

Blockly Games

Blockly Gamesは、Googleが提供する子ども向けのビジュアルプログラミングを用いたコンピュータサイエンス教育ツールです。プログラミングの基礎となる考え方を学べて、ブロックの使い方も学べるので教育現場で使われるスクラッチの事前学習にも最適です。

Viscuit

Viscuitは、コンピュータは粘土というキャッチフレーズのもと、自由な発想と遊びからモノづくりの喜びを知ってもらうという目的で開発されたサービスです。ノーコードでゲームやアニメーションを作れるので未就学児でも利用できます。

Code.org

Code.orgは、ブロックを使ったプログラミングだけではなく、JavaScriptの記述問題もあり、基本的なコーディングのループ、関数、変数なども学べます。JavaScript学習がその後の学習にそのまま活かせます。対象年齢は4歳～18歳日本語対応はしていますが、一部英語表記となっているため注意が必要です。

Smalruby

ビジュアルプログラミングでキャラクターを動かすという点ではScratchと似ていますが、smalrubyでは、その動きをRubyのソースコードに変換できます。キャラクターの動きをコードで確認できるのでRubyを効率的に学ぶことができます。

CodeMonkey

CodeMonkeyは、簡単なコードの入力やボタンクリックの操作でプログラミングできるので、コードを書きたい子どもにも、タイピングがまだ難しい子どもにも、どちらでも対応できます。

子ども向けですが、プログラミング教育先進国であるイスラエルで開発されたこともあり、内容が充実しており、塾や学校など多くの教育機関で取り入れられています。

このゲームは、サルのモンタが、奪われたバナナを取り戻すために冒険するストーリーとなっており、モンタをプログラミングコードで操作して、用意されたコースをクリアするといったものです。全150コースの内、無料でできるのは最初の30ステージだけですが、無料ステージだけでも十分に学習できます。進捗マップや反復練習ができるのもモチベーション維持につながるでしょう。

※コードモンキーは2022年12月以降、東進のカリキュラムでしか申し込めなくなりました。

Springin

Springinは、絵や写真を使ってゲームを作れるサービスで作品をほかのユーザと共有できます。

プログラミングの基礎「論理演算」が学べるゲーム

プログラミングの基礎である「論理演算」を学べるゲームを紹介します。論理演算とは、ある事象に対して「真（条件が成立する）」と「偽（条件が成立しない）」という2つの値を用いて行う演算です。JavaやC言語などを習得するには、この仕組みを理解しておく必要があります。

トライビットロジック

トライビットロジックは、プログラミングの基礎である「論理演算」を学べるパズルゲームです。

トライビットロジックでは、「OR」「NOT」「AND」「XOR」の4つの演算と呼ばれる記号を組み合わせて、バグ、すなわち敵を倒していきます。

感覚的に論理演算を理解でき、解説もついているので、その後の学習がスムーズになります。

「ゲーム開発」ができるゲーム

続いて、コードを実際に書いてゲーム開発ができるプログラミング学習ゲームを紹介します。プログラミングの仕組みを理解していて、ある程度の言語の基礎が固まっている人におすすめです。ただ、ゲームによってはヒントが与えられたりエラー表示機能があるものもあり、実地で学びながら習得できるので、不安を感じる必要はありません。

ぷよぷよプログラミング

ぷよぷよプログラミングとは、人気ゲーム「ぷよぷよ」を開発しながら、HTMLやCSSやJavaScriptといった、フロントエンドのプログラミング技術を学べる学習サイトです。ブラウザ上で使える「Monaca Education」上でサンプルコードを写経（書き写し）して実際にアプリ開発ができるため、知識のインプットとアウトプットが同時にでき、効率的にスキルを身につけられます。基礎コースから上級コースまで用意されています。

code.9leap.net

code.9leap.netは、JavaScriptで動作するゲームエンジン「enchant.js」を用いたゲーム開発ができるゲームです。実際のゲーム開発に使われる技術を学べて実践的な内容になっています。サンプルコードを書き変えていく形で進めますがそのサンプルコードも充実しています。キャラクターがコードに従って動くようになっており、自由な開発ができます。ゲーム開発に興味がある人やプログラミング学習の成果を形にしたい人にもおすすめのアプリです。

CodinGame

CodinGameは、プログラミング学習と開発が同時にできるサービスです。
シューティングやパズルなど数多くの種類のゲームが揃っていて、扱う言語数も非常に多いです。ただ、日本語に対応していないため全て英語で学習を進める必要があります。疑似ゲーム開発環境で指示をもとにソースコードの誤りを直す形で進めていき、入力したコードをもとにグラフィックが動きます。チームプレイやデバッグ作業も行えるのが特徴です。言語はプレイする度に変更できます。

ストーリーを進めてキャラクターを成長させる「RPG」

ゲームにストーリーを進めながらプレイヤーの演じるキャラクターを成長させていくRPG（ロールプレイングゲーム）風のプログラミング学習ゲームを紹介します。

コードクロニクル

コードクロニクルは問題を解きながらストーリーを進めていくRPG形式のプログラミング学習ゲームです。 約400問あり、ボリュームのある内容になっています。プログラミングコードが魔法になっていて楽しみながらプログラミングを学べます。難易度が選べるので初心者もステップバイステップで学べて安心です。

CodeCombat

CodeCombatはRPG形式のゲームで、プログラミングコードが召喚魔法になっています。100以上のレベルに分類されており、各ステージをクリアするとアイテムがもらえて新たなコマンドを使えるようになり、ゲームを楽しみながらプログラミング処理を学習できます。無料でできるのは70レベルまでですが、その範囲でも十分学習できます。
また、間違い箇所のエラー表示や動画でのヒント、ほかのユーザが書いたコードを参照できるなど、学習サポートも手厚いです。
「コンピュータサイエンス」「ゲーム開発」「Web開発」の3セクションが学べるのでプログラミングを学習する目的がまだ決まっていない人にもおすすめです。

エンジニア騎士とクエリの魔女

エンジニア騎士とクエリの魔女は、主要28のプログラミング言語に加えて、SQLも学習できるゲームです。paizaはいくつもゲーム型学習サービスを提供していますが、SQLを学習できるのはこちらだけです。

ロジックサマナー

ロジックサマナーはプログラミングコードが召喚魔法となっているRPG形式のゲームで、楽しみながらプログラミングを学べます。非常に多くの言語に対応しているのもポイントです。難易度は選べますが、ある程度プログラミングの基礎を身につけてからのほうがより楽しめるでしょう。
ランキング問題も用意されており、ユーザ同士でスコアを競い合えるので負けず嫌いな人には燃えるかもしれません。

テクノロジア魔法学校

テクノロジア魔法学校は、ディズニーが提供する学習サービスです。Webデザインやゲーム制作、メディアアートの3領域を基礎から学習できます。ディズニーキャラクターが学習をサポートしてくれます。無料体験もあるので一度試してみるのもいいでしょう。

知的好奇心をくすぐる「クイズゲーム」

Codewars

Codewarsは、30種類以上の言語をクイズ形式で学べるゲームです。問題を解き進めてランクを上げていくコースと、同じ処理を異なるコードで競う「組手」コースがあります。ほかのユーザの回答を見たり、自身で問題を提供することもできます。

ここからはクイズ形式でプログラミング学習ができるゲームを紹介します。

CODEPREP

CODEPREPは、穴埋め形式でコードを作成でき、アプリを作れるゲームです。メジャーな言語はほとんど網羅されています。テキストエディタに表示された虫食いにコードを入力していくという実践的な内容になっており、しっかり理解していないと難しいです。
レベル別になっていたり、ヒントも充実していることや、「ディスカッション」というユーザ同士のコミュニティ内で質問できるなど、挫折しにくい工夫がなされています。

「ソシャゲ」感覚で遊べるゲーム

ソーシャルゲームのような形式のゲームを紹介します。

CheckiO

CheckiOは、PythonやTypeScriptをクイズ形式で学習できるサービスです。サイト上のエディタにコードを書き込めるので気軽に始められます。実務に近い出題が多く、ほかの人のコードも見られるので吸収できることが多いです。基本英語ですが、解答画面の一部は日本語になっています。

コードガールこれくしょん

コードガールこれくしょんは、ガチャをまわしてキャラクターを集めたり、親密度を高めていくソーシャルゲームです。難易度が選べるうえに、問題が解けない場合は、学習動画を見て確認して苦手分野を重点的に学習できます。

子供から大人まで楽しめる「パズルゲーム」

ここからはパズルゲームを紹介します。

LightBot

LightBotは、プログラミング言語でロボットを動かしてパズルを進めるゲームです。英語版ですが、直感的な操作ができるため英語スキルがなくても問題ありません。

Swift Playgrounds

Swift Playgroundsは、Swiftが学べるパズルゲームです。実際のコードを扱えて、for文やif文などのプログラミングの基礎的な構文、クラスやインスタンスといった概念まで学習できます。ドラッグ＆ドロップでプログラミングできるので便利です。

ユニークな「シミュレーションゲーム」

ここからはシミュレーションゲームでわくわくしながらプログラミング学習ができてしまうゲーム紹介します。

推しと学べるプログラミング

推しと学べるプログラミングは、イケメンエンジニア男子と一緒にプログラミングを学習できるゲームです。総問題数は400問とボリュームのある内容になっており、しっかり知識をつけられます。推し活をしながらプログラミングを習得できます。

プログラミングで彼女を作る

プログラミングで彼女を作るは、プログラミングの問題を解いてゲーム内で使えるパーツや衣装などのアイテムが増えて女の子を着せ返したり、女の子との親密度が上昇させていく恋愛シミュレーションゲームです。英語のみの対応になっているので注意が必要です。

もし次の常駐先が女子エンジニアばっかりだったら（サ終）

もし次の常駐先が女子エンジニアばっかりだったらは、開発現場で女子エンジニアたちの指揮をとるという育成シミュレーションゲームです。問題を解いて女子エンジニアを増やしたり、メンバーのスキルを上げるといった内容になっています。

「HTML/CSS/JavaScript」を学べるゲーム

Webページ制作に欠かせないHTML、CSS、JavaScriptを学べるゲームを紹介します。Webページ制作をしたいと考えている人はぜひお試しください。どのサービスも初心者向けでブラウザでそのまま操作できる内容になっています。なお、「ゲーム開発」で紹介した「code.9leap.net」もこれらを学習できます。

CSS Diner

CSS Dinerは、動いているお皿や食べものにタグを指定するゲームで、CSSのセレクタを学べます。操作もわかりやすく、問題文はも簡単な英語表記で比較的理解しやすい
CSSはHTMLで書かれた要素を装飾する言語です。これに対してCSSセレクタは、どう装飾を反映するかという指示を出す条件式にあたります。Webページを制作したい人におすすめです。

FLEXBOX FROGGY

FLEXBOX FROGGYは、CSSの必須項目で初学者がつまづきがちな「FlexBox」をゲーム感覚で学べる学習サイトです。

ゲーム内容としては、ソースコードを入力し、カエルが横並びになるようにするというゲームで、レベルが上がるにつれて難易度も上がります。

FlexBoxが苦手な人に打ってつけの内容になっています。

GRID GARDEN

「FLEXBOX FROGGY」に似た「GRID GARDEN」も、「Grid」を学べる学習サイトです。Gridを利用してにんじんに水やりをするといったゲーム内容で、FLEXBOX FROGGYと同様にレベルによって難易度が変わります。Gridに苦手意識がある人におすすめです。

Flex Box Adventure

Flex Box Adventureでは、アドベンチャーゲームをやりながらFlexBoxを学べます。FlexBoxを使ってキャラクターを脅威から守りながら進めていくというゲーム内容になっています。もし難しくてもヒントが書かれているため、続けやすい仕様になっています。

CSS SELECTORS CHEATSHEET

CSS SELECTORS CHEATSHEETは、CSSセレクタに関して出題形式で学べる学習サイトです。CSSセレクタの知識をが身についているか確認したい人におすすめです。

CSS ANIMATIONS

CSS ANIMATIONSでは、Web制作をする上で必須となるCSSのアニメーションパターンを学べます。計32問の出題で基礎から応用までを学べます。

CSSBATTLE

CSSBATTLEは、CSSを使ってお題（画像）をコードで再現していくゲームです。簡単なものから難易度の高いものまで幅広くあり、自身のCSSスキルを試せます。

JSROBOT

JSROBOTは、JavaScriptで関数を作成し、ロボットを操作するゲームで、後半はAPIについても学べます。

fight code

fight codeは、ロボットのプログラムを書き、ロボット同士対戦させるゲームで、JavaScriptが学べます。ほかのユーザの書いたコードも見れるため、知識を吸収できます。

「AWS」が学べるゲーム

AWS Cloud Quest

AWS Cloud Questは、AWSで提供されているAWSを学べるゲームです。街中を歩き回るなかで発生した問題をAWSソリューション構築をして解決していくというゲーム内容になっています。AWSシステムコンソールを利用して実際に手を動かしながら学べるのでおすすめです。

「Solidity」が学べるゲーム

Crypto Zombies

Crypto Zombiesは、イーサリアムに用いられるプログラミング言語であるSolidityを学べるゲームです。このゲームはプログラミング言語でゾンビを作り、ゾンビ同士を戦わせるという内容になっています。JavaScriptに関する知識がある程度あれば難易度も下がりますが、初心者でも扱える仕様になっています。

（おまけ）プログラミング学習サービス

Programming Hub

Programming Hubは、20以上のプログラミング言語やスキルを英語で学べるサービスです。英語と聞くとハードルが高いように聞こえますが、そもそもプログラミング言語に出てくる単語は英語がもとになっているものが多いので英語に慣れておくとプログラミングスキルも効率的に身につけられます。

Progate

Progateはテキストで学びながら、実際にコーディングをする形式の学習教材で、カリキュラムに沿って実際に作品を作ることもできます。テキストもイラスト中心でわかりやすく、レッスンがレベルごとに分かれているので隙間時間を活用できます。

N予備校プログラミングコース

N予備校プログラミングコースは、本格的なプログラミング教材です。プロのエンジニアが解説する動画になっていて生放送中は質問もできます。プログラミング以外にもWebデザインや大学受験科目も学べるのでお得感があります。

プログラミングゲームの注意点

これまでは、ゲーム感覚でプログラミングを学べるという視点でプログラミングゲームについて紹介してきました。しかし、プログラミングゲームはプログラミングがどういったものかを感覚的に掴む、いわばファーストステップとしてはとても有効な手段ですが、プログラミングを網羅しているわけではありません。大事なのは、ゲームをひととおり遊んでプログラミングの勝手を学んだあとです。

プログラミングのハードルが下がったところで、その感覚をもって、本来のソースコードで学ぶステップに移行しましょう。

プログラミングの勉強方法

書籍やインターネットで学習する方法があります。昨今では、YouTubeなどの動画サイトやエンジニアのコミュニティサイトなども充実していて多くの情報が手に入ります。
そして、より効率的に知識・スキルを習得するには、知識をつけながら実際に手を動かしてみるなど、インプットとアウトプットを繰り返していくことが重要です。特に独学の場合は、有識者に質問ができたりフィードバックをもらえるような環境があると、理解度が深まるでしょう。

プログラミングを本格的に学びたいならスクールがおすすめ

ただ、プログラミングに限らず、ITスキルを身につける際、どうしても課題にぶつかってしまうことはありますよね。特に独学だと、わからない部分をプロに質問できる機会を確保しにくく、モチベーションが続きにくいという側面があります。独学でモチベーションを維持する自信がない人にはプログラミングスクールという手もあります。費用は掛かりますが、その分スキルを身につけやすいです。しっかりと知識・スキルを習得して実践に活かしたいという人はプログラミングスクールがおすすめです。

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