PowerShellでメールを送信する方法

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手順

1. メール送信用スクリプトファイルを作成する。

「mail_send.ps1」ファイルを任意の場所で作成してください。
Script の内容は以下のサンプルコードの各パラメータの値を環境に則したものへ変更したものを記述しましょう。

以下のコードをコピペし、メール送信用 SMTP サーバーや生存確認を行うサイトのドメインを変更すれば動作します。

$MailParam = @{
        SmtpServer = "<SMTP サーバドメイン>";
        From = "<送信元メールアドレス>";
        To = "<送信先メールアドレス>";
        Subject = "<件名>"
        Body = "<本文>"
        Encoding = [System.Text.Encoding]::UTF8
      }
      Send-MailMessage @MailParam

各パラメータの概要を以下に記載しておきますので、設定の参考にご利用ください。
必須でないパラメータは必要に応じて追加してください。

* ・・・必須パラメータ

2. 実際にメールを送信してみる。

手順1で作成した ps1 ファイルを PowerShell から実行するか、エクスプローラ上から ps1 ファイルをダブルクリックで開くことでシェルスクリプトが実行されます。
設定した内容でメールが送信されることを確認してください。

非常に短い手順でしたが、メール送信は非常に簡単に実現できますね。

最後に、実用編として Web サイトのヘルスチェックを行った際に正常値である response code200 以外が web サイトから返却された際に自動で通知メールを送信するといった実装を行う場合の例をご紹介します。

PowerShell で Web サイトのヘルスチェックとメール通知

$urls = @(
  "https://xxx.com/",
  "http://yyy.com/"
)
for ($i = 0; $i -lt $urls.Length; $i++){
    $request = curl $urls[$i]
    $responseCode = $request.StatusCode
    if( $responseCode -eq 200 ) {
      # 正常時の処理があればここに
    } else {
      # 想定していない response code の場合の処理をここに
      $MailParam = @{
        SmtpServer = "<SMTP サーバドメイン>";
        From = "<送信元メールアドレス>";
        To = "<送信先メールアドレス>";
        Subject = $urls[$i] + ":health checker server error"
        Body = "response failer - url : " + $urls[$i] + "`n Correspondence contents : `n The server may be down."
        Encoding = [System.Text.Encoding]::UTF8
      }
      Send-MailMessage @MailParam
    }
}

いかがでしたでしょうか。
更に踏み込むと、エラーの検知は手動ではなく自動で行ってくれるようにしたいですよね。
ps1 ファイルを自動で定期実行する方法も記載しておきますので、よろしければそちらもご覧ください。

補足：自動で定期実行する方法

自動化をする場合、Windows であれば「タスクスケジューラ」が便利です。
Linux であれば cron と聞くと馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タスクスケジューラの登録方法は以下の記事で公開しております。
Web サイトの生存確認を行う PowerShell Script を紹介しておりますので、PowerShell を本手順で登録してみてはいかがでしょうか。