PHP|オブジェクト指向を具体例で現役プログラマーが解説

  • 2023.08.02
       
PHP のよく使う記述まとめ

PHPとは?

PHP(正式名称:Hypertext Preprocessor)は、1995年に登場したサーバーサイドのプログラミング言語です。WebサービスやWebアプリの開発に特化しており、PHPを使うことで、動的なページを作成できます。

常用処理

ここからはPHPで使うことが多い処理を具体的な書き方を交えて紹介します。

基本処理

if構文

「もし~なら…する」といった条件分岐を表します。

$var = true;
 if( $var ) {
     var_dump( $var );
 }

for構文

PHPで最も複雑なタイプのループを表します。

for( $i = 0 ; $i < 10 ; $i++ ) {
     var_dump( $i );    
}

while構文

PHPで最も簡単なタイプのループを表します。

$count = 0;
// 条件が true の間繰り返す
while( $count < 10 ) {
    var_dump( $count );
    $count++;
}

switch構文

if構文を並べたものに似ていて同じ変数を異なる値と比較し、値に応じて異なったコードを実行するときに用います。

$type = 1;
switch( $type ) {
    case 0: var_dump( "0" ); break;
    case 1: var_dump( "1" ); break;
    case 2: var_dump( "2" ); break;
    case 3: var_dump( "3" ); break;
    default: var_dump( "default" ); break;
}

class のインスタンス化とメソッド参照

プロパティ(変数)とメソッド(関数)を持ったプログラムを表します。

class SampleClass {
    function index( $text ) {
        var_dump( $text );
    }
}

$sampleClass = new SampleClass();
$sampleClass->index("test text");

数値処理

abs 絶対値

返り値として絶対値を返します。

$number = -50;
$absValue = abs( $number );
var_dump( $absValue ); // 50

文字列処理

explode 指定文字で配列に分割

指定した区切り文字によって、文字列を分割して配列にします。

$value = "a,b,c,d,e";
$explodeValue = explode( "," , $value );
var_dump( $explodeValue );

str_replace 文字列の置換

検索した文字列に一致した全ての文字列を置換します。

$value = "aaabbbccc";
$value = str_replace( "bbb" , "_bbb_" , $value ); // 検索文字 , 置換後文字 , 検出元文字列
var_dump( $value );

strpos 文字列の有無

文字列内の部分文字列が最初に現れる場所を見つけます。

$value = "sample";
if( strpos($value,'sam') !== false ){
    var_dump( "sam found" );
}

substr 文字列の一部抽出

指定した位置から部分文字列を切り出します。

$str = substr("aiueo", 0, -1);  // "aiue"

配列処理

in_array 配列内に対象の値が存在するか

配列の中に指定した値が存在するかチェックする関数です。

$array = array('a', 'b', 'c');
$isFound = in_array( "a" , $array ); // a が配列に存在するか判定
var_dump( $isFound );

count 要素数の取得

配列の要素の数を数え、それを数値として返す関数です。

$array = array('a', 'b', 'c');
$length = count( $array );
var_dump( $length ); // 3

implode 配列の値で指定文字を挟んで結合

配列で指定された複数の文字列を連結するための関数です。

$array = array('a', 'b', 'c');
$str = implode("_", $array);
var_dump( $str ); // a_b_c

try catch 例外処理

プログラムを書く人が想定しているエラーに対しての処理です。

try {
    // 行いたい処理
} catch ( Exception $e ) {
    echo $e;
    // エラー時の処理
} finally {
    // 最後に必ず実行される処理
}

特殊な処理

gettype 変数の型を取得

指定した変数の型を確認する関数です。

$value = 100;
echo gettype( $value ); // integer

文字列から変数を取得

変数の文字列としての値を取得する処理です。

$value = 100;
${"value"} = 200;
echo $value ; // 200

最後に

PHPはCMS、ECサイト、SNSなど様々な場面で広く利用されているため、習得すればエンジニアとしてのキャリアの幅を広げられます。
初心者にも理解しやすい言語であり、学習環境も充実しているのでそれらを活用して習得しましょう。

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