SES(システムエンジニアサービス)とは? ブラックSES企業の見極め方、働く上でのメリット・デメリットを解説

SES(System Engineering Service)とは? ブラックSES企業の見極め方、働く上でのメリット・デメリットを解説

本記事で「SESとは?ブラックSES企業の見極め方、働く上でのメリット・デメリット」について解説していきます。

皆さんは現在の小学生のなりたい職業ランキングをご存知でしょうか?少し前だと野球選手やサッカー選手だったと思います。今はそんなアスリートを抑えて小学生男子の選ぶなりたい食号ランキングでプログラマが1位に輝きました。ですが、エンジニアになりたい人が多くいるにもかかわらず国が発表した統計によると2030年までに最大79万人のITエンジニアが不足する見込みであると言われています。それほどエンジニアは”なりたい”と”なれる”のミスマッチが起きているのです。
そこでエンジニアになる手段の1つとして今回はSESについて解説していきます。

SESとは?

SESとは”System Engineering Service”の略称になります。その中身は、委託契約になりまして、システムの開発や保守・運用など技術者の支援サービスのことをいいます。
今の説明だと一般的な派遣社員のエンジニア版と捉える方も多くいると思います。平たく行ってしまえばシステム自体は似ていますが、運用の形式は全く異なります。またSESと同様にSierという言葉も聞いたことがあるかと思います。こちらも似たシステムにはなりますが内容が異なります。それぞれの内容について下記のようにまとめましたのでご参照ください

種類内容指揮系統報酬
SES雇用者を案件元に技術者として紹介雇用社作業時間
Sier(受託)案件元からその案件の完成を依頼され、成果物を納品雇用社成果物
派遣案件元の指揮のもと作業する労働者の派遣案件元作業時間

SESは成果報酬ではないので、働いた分だけ給料は支払われます。その点がSierと比べた際の違いになります。また、指揮系統は雇用元になりますので、あくまで指示等は現場でなく雇用先からになります。そこが派遣契約社員との違いになります。

SESのメリット・デメリット

SESについては前述させていただいた通りになりまして、業務の携帯についてはわかっていただけたかと思います。では、そんなSESとして働く上でのメリットとデメリットについて解説していきます。
SESの会社で働くメリットは3つあります。

・未経験からでもエンジニアになりやすい
SESの会社は基本的に自社内でエンジニアを育成し、別の案件元に技術者支援をします。そのため未経験のエンジニアからでも採用がされやすいです。また雇用形態も契約社員等ではなく、正社員雇用になります。エンジニアになるための登竜門としては比較的入りやすいと思います。

・残業時間が短い
SESでの雇用ですと、案件元に常駐する際に勤務時間の取り決めも行います。ですので案件元もSESの要員に対しては残業を基本的にさせない携帯をとっているケースが多いです。また、成果報酬ではないのでサービスの納期やリリース、売上にかかわらず収入を得ることが出来ます。

・幅広いスキルが身に付く
SESは技術派遣になりますので、基本的にその案件元の制作期間に左右されます。そのため短期間の案件から長期間の案件まで様々あり、移動は珍しくありません。なので、多くの環境で多くの経験を積むことが出来ます。また、一つの現場に留まらないといけないことはないので、自身の成長を自己でプロヂュースすることが出来ます。

次にデメリットについて説明します。大きく2つあります。

・給与が低い
SESの場合エンジニアでも雇用されてのエンジニアになりますので、フリーのエンジニアや受託を受けてのエンジニアに比べれば給与はさがります。
その分後ろ盾がある状況で働けるので、スキルの低い方だとフリーになったとしても案件の依頼があるのか、自身が受けたい案件に携われるかは運要素が強くなります。

・就業環境が常駐先に左右される
就業スタイルが常駐先によって異なるので、変わるたびに常駐先のスタイルに合わせないといけません。前の環境はよかったけど今回の環境は嫌だといったケースも発生します。
ですが、嫌な現場についても変更することが可能なのもSESの良さだと思いますので、不満が貯まる前に担当営業に相談しましょう。

SESにはメリットもデメリットもありますが、エンジニアになりたての人だと比較的メリットの方が多いようにも感じます。ですが、SESといえど会社によってその体制は大きく異なります。次ではSESの企業選びのポイントについて説明します。

ブラックSES企業の見極め方

SESと検索するとよく「SES ブラック」で引っかかると思います。でも本当にSESはブラックなのでしょうか?結論から言うととブラックな企業もあります。
ですが、全ての企業がブラックと言うわけではありません。多くのSES企業はどちらかといえばエンジニアのスタートとしてはホワイトです。そこに関しては見極め、目利きの能力が問われます。

下記にてブラックSES企業の特徴をまとめましたのでご参考にしてください。
・長時間労働を強いる
先ほどエンジニアの残業代は少ないといいましたが、中には長時間労働を強いるケースがあります。エンジニアが働いた分だけ雇用元にもお金が入ります。なのでそういった案件をあえて紹介し長時間労働させるケースもあります。また、その案件元を離れたいと伝えた場合にあの手この手で止めてきます。

・案件のミスマッチが起こりやすい
エンジニアを目指す方は開発に携わりたくて入る方が多いと思います。ただエンジニアの業務は上流から下流までいろいろありますし、種類自体も多いです。なので、自身のやりたいにアサインできるかは分かりませんが意味もない案件に入れられるケースも少なくありません。

・常駐先に当たり外れが多い
特に経験則の少ない企業に多いです。常駐先の繋がりが少ないため情報が少なくハズレ案件に携わらせるケースがあります。
基本的には案件に入る前に面談があるのですが、その際に案件の内容含め確認をしっかりすることが必要になります。

SESに向いているエンジニアの特徴

あくまで私の主観での話になりますが、私が思うエンジニアに向いている人の特徴は2つあります。
・自身のキャリアについての見通しをしっかりもっている
SESの良さはたくさんの環境に身を置き、多くのスキルを身につけることができるところです。エンジニアは甘い世界ではないので、厳しいことも多くあります。その先にある自身の成功や目処が立っている人はその道筋に向けて努力が出来ます。自身がなんのためにエンジニアになるのかその先に何を望むのか先を見据えて動ける人は、最初の入り口としてSESは向いています。

・エンジニアに自信が向いているか不安な人
エンジニアにはなりたいけど自分自身がエンジニアとしてずっとやっていけるか不安な人はSESでスタートを切るのはありです。向き不向き様々なエンジニアに慣れますし、自分のやりたいを見つけられます。エンジニアが仮に無理だとしてもそこで身につけて知識は今後の生活で必ず役に立ちます。

最後に

SESについていろいろ言ってきましたが、これから転職してエンジニアを目指される人にとっては、特にいい環境だとおもいます。ですが、SESとか関係なくエンジニアは楽をして稼げる職業ではありません。黙々と作業ができるやコマンドを書くことが好きだけでは決して務まりません。導入としては大事にはなりますが、エンジニアになって何がしたいのか、どうなりたいのかを見つけ、その目標に向けて頑張れる人こそエンジニアに向いているのです。SESの企業はそんな皆さんの夢を応援する手助けをしてくれることでしょう。

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