ビッグデータとは?定義と基礎知識、活用例をご紹介

ビッグデータとは?定義と基礎知識、活用例をご紹介

本記事では「ビッグデータとは」何かについて解説していきます。

「ビッグデータ」という言葉を最近よく耳にするようになってきました。ビッグデータとはただ単に膨大なデータのことを指すわけではありません。

ここでは、そんなビッグデータの意味や定義について解説していきたいと思います。

ビッグデータとは?

ビッグデータとは、従来のデータベース管理システムでは記録や保管、解析が難しいような膨大なデータ群のことです。
ビッグデータは一般的に、Volume(量)、Velocity(速度)、Variety(種類)の3つのVによりあらわされています。
・Volume(量)
ビッグデータのビッグはその名の通りデータの量を表しています。ビッグデータでは解析の難しいデータを大量に処理しなければなりません。

・Velocity(速度)
データが受け取られ処理されるまでの高速な速度を表します。膨大な量のデータをほぼリアルタイムで処理するために速度が求められます。

・Variety(種類)
利用できるデータの多様性を指します。ビッグデータの普及により従来と比べ構造化されていない新しい種類のデータが増えてきています。

そしてこの3つのVに最近新たに追加されたVがあります。それがValue(価値)です。

・Value(価値)
データには固有の価値があります。また、その価値が発見されることも併せて重要になります。それと同様にその価値がどの程度信用できるものかということも重要になります。ビッグデータに価値を見出す上で重要なのは分析はもちろんのこと、検出プロセス全体が重要になります。

ビックデータの分析方法

ビッグデータを用いた分析により、多種多様な業界に変革がもたらされています。利用できる情報量が増えているのでそれにより、より複雑な解析や分析を行うことが可能になってきています。
皆さんもYouTubeやGoogleの検索で自身が過去に検索をした商品やサービスが広告として出てきたことがあるのではないでしょうか。あれもビッグデータを用いた情報の蓄積と解析によって可能になっているのです。

ではそのような分析がどのように行われているのかについて解説していきます。
分析の方法は3つのステップに分かれて行われています。

1.統合
多種多様なソースやアプリケーションより課題解決に必要な情報を集めます。
2.管理
ビッグデータの大量の情報を保管するストレージが必要になります。データを格納しておく環境の整備は重要です。
3.分析
収集した情報をもとにビジネス課題解決のための分析を行います。

ビックデータの活用例

次にビッグデータの活用例について解説していきます。現在多種多様様々な業種でビッグデータは活用されています。その一例をご紹介していきます。

・金融業
金融業は特にデータの蓄積が必要になる産業の1つになります。なので、長年にわたりビッグデータは活用されてきました。
例えば、顧客の属性・行動データ履歴といったデータを基に顧客ニーズを把握し、適切な商品・サービスなどを提供する際やデータ間の類似度にもとづいて、データをグループ分けする際に使用する際にビッグデータは活用されます。

・製造業
製造業では、機械の導入や最新システムの採用などデータの活用は過去より活用されています。
工事設備の導入でも使用されてきましたし、企業の予算と実績を管理際にも利用されています。企業の経営目標を達成するためには、事前に設定した予算や売上目標と現段階での実際の経費や売上を対比させ、差異分析を行う必要があります。これにより、目標値とのズレを確認し、目標達成のための具体的な課題や対策法を検討することができます。ビッグデータはここでも活用されるのです。

・農業
農業では、現在人手不足が深刻でそれによりビッグデータの活用は近年促進されています。また、農業では気候に左右されますのでデータを活用した予測が必要になります。そこでビッグデータが活用されるのです。

他にも教育や小売業、通信産業、行政などでも活用されています。普段我々が何気なく生活をしている中でも既にビッグデータはなくてはならないものになっているのです。
ですが、ビッグデータにも課題はあります。次はそんなビッグデータの課題をあげていきます。

ビッグデータの課題

ビッグデータは現在でも医療や観光、教育など様々な分野にて活躍しております。自動車メーカーのトヨタはIoTと組み合わせることによって事故の削減を図るなど現在進行形にて活躍していますが、課題もあります。ここではそんな課題について解説していきます。

・データの整理の労力
ビッグデータはデータをただ保存すればいいということではなく、使用をして初めて効果が発揮します。しかし、その名の通りビッグデータは膨大なデータ量を示します。そのデータ量も年々増えていっているので保管が追いついていないのが現状です。保管したデータを整理し、いつでも使える状態にしておくことが求められますが、相当の労力が必要になります。その労力はデータが使える前の準備と整備に、仕事時間の50%~80%を要するといわれています。

・プライバシーの問題
ビッグデータにも個人情報が含まれていることがありますので、無断でデータの使用をするとプライバシーの侵害になるケースもあります。匿名化されており法律に触れない場合でも問題になることは考えられます。
例えば、「東京都在住の23歳女性」というだけでは誰かの特定に至るのは難しいですが、ここに「12歳の時に音楽コンクールで受賞歴あり」といったデータを組み合わせることで特定できてしまう可能性が出てきます。組み合わせる情報の数が増えることによってその制度も上がってしまいます。
ビッグデータは社会の発展のために欠かせないピースにはなりますが、使用方法を誤ると人々の人権を奪いかねません。使用する際にはそこの認識を持つことが重要になります。

最後に

ビッグデータは現在幅広い分野で使用されています。今後ともAIやIoT事業と複合したデータ解析によりますます発展していくでしょう。しかし、使用の方法を間違えることで「諸刃の刃」にもなりかねます。
今後世の中のさらなる発展のためにも用法を守り正しく利用しましょう。

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