フロントエンドエンジニアとは?|仕事内容、やりがい、年収

  • 2023.07.06
       
フロントエンドエンジニアとは?仕事内容、やりがい、年収を解説

フロントエンドエンジニアとは?

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトや Webアプリのフロントエンド部分を設計、構築するエンジニアを指します。

フロントエンドとは?

フロントエンドとは、ユーザと直接データのやり取りを行う要素のことで、Webサイトや Webアプリ開発における直接ユーザの目に触れる部分 (クライアントサイド) を指します。
一方で、バックエンドはフロントエンドからのデータ入力や指示に基づいてユーザの目に触れないところでデータの処理や保存などを行う要素のことで、Webサイトや Webアプリ開発におけるサーバサイドを指します。

直接ユーザの目に触れる部分を実装するフロントエンドエンジニアはユーザにとってより見やすくて使いやすいような UI や UX を考慮して実装していく必要があります。このように、利用のしやすさといった機能面だけでなく、見やすい UI や引きのあるデザインといった Webサービスにおける非機能の部分でも大きな役割を果たします。

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フロントエンドエンジニアは新しい職掌

フロントエンドエンジニアは最近になって定着してきた職掌です。以前は、フロントエンドエンジニアという職掌はなく、コーダーやマークアップエンジニア、Webデザイナーがいわゆるフロントエンドの業務を担っていました。近年、IT の進化によってさまざまな新しい技術が登場し、フロントエンド側での作業量が増えた過程で、開発業務を切り分けて新しくフロンとエンジニアという職掌が生まれ、Webサービス開発にとって重要なポジションとなりました。
フロントエンドエンジニアは、一般的にコーダーやマークアップエンジニアの上位職として認識されています。より高いスキルが求められ、昨今は、特に JavaScript が高度化しており、プログラマーに近いスキルレベルが求められることが多くなっています。
ただ、フロントエンドエンジニアは比較的新しい企業によって担う役割に違いがあったりと、線引きがあいまいなことも多いようです。

フロントエンドエンジニアの仕事内容は?

フロントエンドエンジニアはプロジェクトメンバーの一員として、サーバサイドエンジニアや Webディレクター、Webデザイナーなど、ほかのメンバーと連携を取りながら Webサービスを作ります。
デザイナーが設計したデザインをもとに HTML や CSS、JavaScript を使ってコーディングを行います。デザインをいかに正しく表示させるかがフロントエンドエンジニアの役割だと言えます。

Webページのマークアップ
マークアップとは、文書 (テキスト) 構造や装飾などの情報をコンピュータに正しく認識させるためにタイトルや見出しといった構成要素を「タグ」で意味づけするという意味です。マークアップ言語といわれる HTML で文書を、CSS で色やフォントサイズといった装飾を行います。

Webページの設計
設計は長期間に及ぶ場合が多いため、いかに効率的に開発を進められるかがカギとなってきます。そのため、開発する Webサービスに適したフレームワークを選び、効率的に設計していくことが大事です。
この工程はプログラミングの質がその Webサービスの操作性や使用感に大きな影響を及ぼすため、コンポーネントやデータフロー、ルーティングといったことに配慮した設計をすることで、軽量で操作性が良く、安定した Webサービスを作ることができます。

Webページの実装
フロントエンドエンジニアは、アニメーションの表示や入力フォームのチェック処理などの実装も行います。
ここでも、ライブラリやフレームワークの利用によって記載が減るのに加え、セキュアも高められます。特に、開発プロジェクトのメンバーが大人数になるほど効果を発揮します。

フロントエンドエンジニアに求められるスキルは?

HTML
Webページを作るのに用いるマークアップ言語です。Webサービス開発において、細かいものも含めると非常に修正回数が多いため、メンテナンスがしやすいように文書の意図を正しく表すタグを用いて整った構造になるよう記述をします。

CSS
CSS とは Webページの文字の色やサイズ、配置といったスタイルを設定する言語です。デザインに凝るほど肥大化、複雑化する傾向にあるため、HTML と同様に最適化されたコーディングをする必要があります。

JavaScript
HTML や CSS はもちろんのこと、JavaScript を一から記述できるスキルも必須です。JavaScript は、Webページの表現の幅を広げる言語で、近年ではサーバサイドも扱えるようになるなど、変化の速い言語なので、最新の情報を抑えておきましょう。

バックエンド言語
昨今では、HTML や CSS の専門知識がない担当者でも Webページの更新ができるよう、WordPress などの CMS を導入する企業も多く、フロントエンドエンジニアも CMS の構築やカスタマイズを行うため、CMS を扱える必要があります。
そして、その CMS の開発言語としても Ruby や PHP が使われているため、学習しておきましょう。

UI/UX設計のスキル
UI は Webサービスの見た目や使いやすさのことで UX はユーザがそのサービスを通して得られた体験や感じ方を指します。適切な UI や UX を設計することは、Webサービスの成果に大きく影響するため、フロントエンドエンジニアにとって必須のスキルともいえます。
なかでも、昨今のスマートホンの普及率が著しく上がったことからモバイル対応が求められています。Webサービス開発において、モバイル端末からアクセスするユーザにとって見やすく、操作しやすい UI を心掛けることが重要になってきました。

デザインに関する知識
デザインに関しては Webデザイナーに一任する企業もありますが、なかにはデザインの一部をフロントエンドエンジニアが担当するという企業もあり、Photoshop や Illustrator などの画像編集ソフトのスキルを求められる場合もあります。
また、直接デザインに関与しない場合でも、デザイナーと密に連携しながら開発を進めることもあるため、デザインに関する知識を持っておけば役に立つでしょう。

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フロントエンドエンジニアのやりがい

日々 IT の技術は進化し、新たな技術も増え続けるなかで、フロントエンジニアは、常に新しい情報を吸収しながらスキルを磨かなければならないといった大変さがあります。しかし、その分新たな分野にチャレンジができることで、結果をもたらせられれば大きなやりがいにつながるでしょう。
また、フロントエンドエンジニアが手掛ける箇所は Webサービスのなかでも直接ユーザが目にする部分であるため、ユーザの声が届きやすく、やりがいにつながりやすい職掌でもあります。

フロントエンドエンジニアの平均年収は?

求人ボックスの「給料ナビ」によると、フロントエンドエンジニアの平均年収は 598 万円となっており、国税庁が「平成 30 年分民間給与実態統計調査結果について」で公表した日本人の平均年収、441 万円よりもかなり高いことがわかります。

これは、昨今、日本の企業でも欧米のような実力次第で報酬を決める風潮が出てきたからです。求人でも、年収 450 万円~ 1,200 万円と幅があり、スキルや経験次第で大きく左右されます。
しかし、高収入である分、専門スキル以外にも、企画力や提案力、UI / UXやデザイン、SEO の知見など、幅広い知識も求められます。
つまり、常に新しい情報をインプットしスキルアップしていけば、それに見合った報酬を得られるということです。

フロントエンドエンジニアの将来性は?

スマートホンの普及や IT 技術の急速な発展により、ユーザの求めるものも多様になったため、フロントエンドエンジニアの需要は高まっています。そして、今後さらに Webサービスは高度化、複雑化していくことが予測されるため、今後もフロントエンドエンジニアの需要が無いと予想されます。ただ、求められるスキルも高度になることで、名ばかりのフロントエンドエンジニアは淘汰され、需要にこたえられるスキルを持つフロントエンドエンジニアが活躍の場を広げていくでしょう。

まとめ

フロントエンドエンジニアは、Webサービス開発において重要な役割を担っているため、Webサービスのクオリティは、フロントエンドエンジニアの手腕で大きく左右します。
さまざまなスキルや知識が必要とされるフロントエンドエンジニアですが、世の目まぐるしい変化に合わせてスキルや知識もブラシュアップし続けなくてはなりません。常に新しい情報を取り入れながらスキルを身につけるなどアップデートし続ける努力がフロントエンドエンジニアには必要です。

ITスキルを習得するには?

書籍やインターネットで学習する方法があります。昨今では、YouTubeなどの動画サイトやエンジニアのコミュニティサイトなども充実していて多くの情報が手に入ります。
そして、より効率的に知識・スキルを習得するには、知識をつけながら実際に手を動かしてみるなど、インプットとアウトプットを繰り返していくことが重要です。特に独学の場合は、有識者に質問ができたりフィードバックをもらえるような環境があると、理解度が深まるでしょう。

ただ、ITスキルを身につける際、どうしても課題にぶつかってしまうことはありますよね。特に独学だと、わからない部分をプロに質問できる機会を確保しにくく、モチベーションが続きにくいという側面があります。独学でモチベーションを維持する自信がない人にはプログラミングスクールという手もあります。費用は掛かりますが、その分スキルを身につけやすいです。しっかりと知識・スキルを習得して実践に活かしたいという人はプログラミングスクールがおすすめです。

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