システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収・資格について解説

  • 2023.08.02
       
システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収・資格について解説

システムエンジニア(SE)とは?

システムエンジニア(SE)とは、システムの設計・開発・テストを行う職種です。
情報システム開発の中でもクライアントにヒアリングし、要望から最適な仕様のシステム設計を行うといった上流工程を担当します。
プログラマーのリーダー的ポジションであり、開発の他に、予算や人員、進捗管理などのマネジメントも求められます。

仕事内容

ここからは、さらに詳しいシステムエンジニアの仕事内容について説明していきます。

①要求分析

クライアントと打ち合わせを行い、現場や関係者の意見から課題を見つけ出し、どのようなシステムを求めているのか、どのようなシステムにする必要があるかを分析します。

②要件定義

クライアントの要望をもとに、システム全体の概要を明確にします。 要求分析から「クライアントはどのようなシステムを求めているのか?」ということを正確に把握し、「プログラマーに何を作ってもらえば良いか?」を明確にしてシステム全体図が記された仕様書と呼ばれるドキュメントの作成し、プログラマーに指示を出します。

③基本設計

業務の流れや必要な機能の洗い出し、ネットワーク構成や管理画面のレイアウトなど、どんなシステムにするかといったおおまかなシステム全体の基本的な構成を設計します。

④詳細設計

設計書の仕様通りにシステムが動作するように、プログラミング工程に向けて細かい設計をします。データベースの構造や画面項目など、プログラマーが実装できるように基本設計で作成した内容を掘り下げ、仕様を固めていきます。

⑤プログラミング

プログラマーに依頼するのが一般的ですが、企業やプロジェクトによっては、システムエンジニア自身で実際にプログラミングを行なうこともあります。

⑥テスト

完成したシステムが正しく作動するか、不備やミスがないか確認するテストを行います。

⑦マネジメント

納品後も運用と保守を継続する案件もあります。
運用ではトラブルを未然に防ぐための業務であるのに対し、保守は、トラブル発生時の障害対応が主な業務です。トラブル時、早く復旧できるかが鍵となるため、幅広い知識が求められます。

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SEとプログラマーの違い

一般的には、業務範囲で分かれている事が多いです。
するのがシステムエンジニアです。SE は、主にクライアントの要望・要求に基づいて、システムを設計します。
プログラマーは主にその設計をもとにプログラミングを行うことが仕事です。
前述の仕事内容であればシステムエンジニアが ①要求分析~ ④詳細設計までの上流工程と呼ばれる部分を担当、プログラマーが ⑤プログラミング~ ⑦運用・保守までの下流工程と呼ばれる部分を担当します。
プログラマーとして現場経験を積んだ上で、 キャリアアップとして SE を目指す方も多くいます。

必要なスキル

技術的な能力

顧客にシステムの提案や説明をする際や設計を行うのに必要です。
プログラミングはプログラマーの仕事ですが、プログラマーが効率よく開発に取りかかれるような設計図を作るためには、プログラミングも含めた開発全般に関する豊富な経験が必要と言えるでしょう。

コミュニケーション能力

クライアントと自社の開発メンバーの間に立って、クライアントの要望に沿ったシステム開発を行うにはコミュニケーション能力が欠かせません。
要求分析や要件定義でクライアントのニーズを的確にくみ取り、抱えている課題の解決策をクライアントが理解し、納得できるよう説明する必要があります。
また、チームをまとめるためにもコミュニケーション能力は重要です。

マネジメント能力

システム開発はタイトなスケジュールで行われることも多く、業務が滞りなく遂行されるようなスケジュール管理や、特定のメンバーだけに過度の負担がかかっていないかチェックするなど、細やかな対応が求められます。

年収

システムエンジニアの年収はスキルや経験、勤めている業界によって異なりますが、全年代の平均年収は 500~600万円と言われています。
年代別の平均年収については下記表を参照してください。
技量によって比較的昇進のしやすい職業であり、優秀なエンジニアの中には 800万円〜1000万円プレイヤーもいます。

年代男性女性
20代300〜450万円300〜400万円
30代500〜600万円450〜500万円
40代以上600〜700万円500〜600万円

最後に

今回 SE について説明させていただきましたが、エンジニアの中でも根幹を司る業務になります。そのため様々なスキルが求められるわけですが、その分やりがいもあると思います。また、この説明だけを見ると敷居が高いと感じる方もいるかと思います。学ぶべきことを学び、抑えるポイントを守れれば未経験からでも SE になることは可能です。今回の内容を読み興味を持たれた方が見えましたら、是非上記を参考に勉強をしてみましょう。

     

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