【CSS入門】calc関数でプロパティの値を計算式で指定する

  • 2026.01.22
       
【CSS入門】calc関数でプロパティの値を計算式で指定する

レスポンシブデザインのページを作成する際に重要なのが、プロパティ値の指定方法です。
表示する画面のサイズによって、各要素の見やすい大きさや配置場所は異なるため、固定値ではなく画面サイズに応じて可変するようにするのがほとんどだと思います。

上記のように、プロパティの値を動的に変更したい場合に活用できるのが、calc関数です。
今回は、calc関数でプロパティの値を指定する方法について、解説していきたいと思います。

CSSのcalc()とは?

calcは、cssで使用可能な関数の一種です。
使用することにより、プロパティの値を計算式で指定することができます。

異なる単位同士での計算も可能なため、表示環境に合わせて柔軟にサイズ指定できるのが calc関数の特徴です。

calcの使い方

それでは早速、CSSで calc関数を使用する方法について確認していきましょう。

基本構文

calc関数を使用する際は、以下の形式で指定します。

CSS
プロパティ名: calc(計算式);

例えば、heightプロパティに対して calc 関数を使用したい場合は、次のように記述します。

CSS
.sample {
    height: calc(100px + 50px);
}

calc関数は、以下のように長さや大きさを数値で指定するプロパティに対して有効です。

  • width
  • height
  • margin
  • padding
  • transform

calcで要素のwidthを設定する

calc関数を使用した場合の実際の動きを、簡単な例を元に確認していきましょう。
まずは、画面サイズに合わせて横幅を調整する例を紹介します。

HTML
<body>
  <div class="sample">
    <p class="sampleText">sample</p>
  </div>
</body>

CSS
.sample {
  margin: 0 auto;
  width: calc(100% - 10px);
  height: 50px;
  background-color: red;
}

.sampleText {
  text-align: center;
  font-size: 24px;
  color: white;
}

【実行結果】

sample

既に解説したように、calc関数は異なる単位同士での計算も実行可能です。
そのため、%や em などの相対値と絶対値(px)を組み合わせることによって、比較対象の大きさに応じたサイズ調整を自動で行いながら、固定サイズ分の増減も同時に実行することができます。

calcでビューポートに合わせた文字サイズを指定する

calc関数は、要素ごとの縦横の幅や余白だけでなく、文字サイズの指定にも使用することができます。
続いては、ビューポートに合わせて文字の大きさを調整する方法について紹介したいと思います。

ビューポートとは?

ビューポートとは、コンテンツ表示を行う際の基準となる画面サイズのことをいいます。
具体的には、Webページのレンダリング時に適用される画面サイズ(レイアウトviewport)と、タブやメニューバーなどのブラウザのUIを除いて実際に表示されている画面サイズ(ビジュアルviewport)のことを指し、Webページを作成する上で重要な基準となります。

HTMLによって作成されるコンテンツの各要素のサイズは、レイアウトviewportの画面サイズを元に決定されていて、CSSでの画面サイズに応じたレイアウトの切り替えもこのレイアウトviewportのサイズによって判断されています。
そのため、レスポンシブデザインのページを作る際には、ビューポートの設定を適切に行う必要があります。

基本的には、以下の一行を書くことで問題なくビューポートの設定を行うことができます。
googleも推奨している設定内容です。

HTML
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">

content部分の「width=device-width」 の記述が、先ほど解説したレイアウトviewportのサイズを指定するためのコードとなります。
レイアウトviewportの幅を表示するデバイスの幅に合わせることで、端末の画面サイズに合わせたレイアウトの切り替えを可能とします。

initial-scaleは、ページを初期表示した際の縮小倍率を設定するための項目です。
例えば、「initial-scale=2.0」 と指定した場合、ページを2倍にズームした状態で初期表示します。

文字サイズをcalcで算出する

要素のサイズ指定時に使用できる単位の中には、vwやvhといったような、ビューポートに対する割合を基準とする単位があります。
先ほどのサンプルで使用した %などは、親要素のサイズに対する割合を基準とするため、親要素ではなく表示画面の大きさに応じたサイズ調整を行いたい時に有効です。

例えば、要素の横幅をビューポートと同じサイズに設定したい場合、以下のように指定します。

CSS
.sample {
  width: 100vw;
}

1vw = 1% となるため、100vwでビューポートと同等のサイズに設定することができます。

また、ビューポートの大きさに応じて文字サイズを変更したい場合も、vwを使用しての調整が可能です。

CSS
html {
  font-size: 3vw;
}

上記のコードでもサイズを可変させることはできますが、文字サイズの変動幅が大きくなりやすく、ページの読みづらさやレイアウト崩れなどに繋がってしまうため、この方法で調整する場合は calc関数と組み合わせて使用するようにしましょう。

CSS
html {
  font-size: calc(0.5vw + 16px);
}

calc関数を使用することで、より厳密に文字サイズを調整することができます。

まとめ

いかがでしたか?今回は、calc関数の使い方について解説しました。

プロパティ値を指定する方法は様々ですが、calc関数はよく使用されているやり方の1つです。
使い方をしっかりと覚えて、実際の開発に役立てていきましょう。

HTML/CSSの学習方法は?

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