【厳選】無料AIチャットおすすめ6選!活用のコツ・注意点を解説

  • 2023.10.20
       
【厳選】無料AIチャットおすすめ6選!活用のコツ・注意点を解説

AIチャットを活用して業務の質や効率を上げたいという人向けに各AIチャットサービスの特徴を紹介します。

AIチャットサービス

AIチャットサービスとは、AIとチャット形式で対話を行うサービスです。ユーザが疑問やリクエストを投げかけるとAIが回答を返してくれます。まるで人間を相手にしているかのように、自然なやりとりができます。AIチャットサービスのなかでは、米OpenAI社が2022年11月に公開した「ChatGPT」がダントツで有名です。

AIチャットを活用して業務を効率化するだけでなく、アドバイスをもらったり、やりとりを楽しむなど、さまざまな用途がありますが、AIによって得意な分野と苦手な分野があるのでどのサービスを利用するか迷う人もいるでしょう。そこで、本記事では無料のAIチャットサービスとその特徴を紹介します。また、AIチャットサービスを上手に活用するためのコツや利用する上での注意点も併せて解説するのでぜひ参考にしてください。

AIチャットで何ができる?

AIチャットサービスを利用することで以下のようなことができます。

  • 質問する
  • アイデアやアドバイスをもらう
  • 相手をしてもらう
  • 悩み相談をする
  • 文章を作成してもらう
  • 創作してもらう
  • 雑談する

AIチャットサービスおすすめ6選

ここからは、無料で利用できるAIチャットサービスを紹介します。

サービス名日本語対応料金利用方法特徴
ChatGPT無料/有料(月額20米ドル)ブラウザ
iOSアプリ
AIチャットブームの先駆け的存在
○過去のチャットが部屋ごとに一覧表示される
△2021年9月以降の情報の入手には不向き
AIチャットくん無料/有料(月額980円または年額9,800円)LINEChatGPTと同等の機能をLINEで利用できる
○LINE感覚で手軽に利用できる
△無料版だと質問可能回数が少ない(1日5回)
Bing AIチャット無料ブラウザ(Edge)
iOSアプリ
Androidアプリ
言語モデルにGPT-4を採用
○最新の情報をもとにした回答が得られる
○出典付きでファクトチェックしやすい
△GoogleやYahoo!からは利用できない
AI Chatting無料/有料(週額3.99米ドルまたは年額39.99米ドル)ブラウザ
iOSアプリ
Androidアプリ
自然な文脈で会話を楽しめる
○柔軟かつ人間らしい応答を提供
Google Bard無料ブラウザGoogleソフトとの互換性が高い
○最新の情報が手に入りやすい
△プログラムコードの作成は苦手
Perplexity AI無料/有料(週額3.99米ドルまたは年額39.99米ドル)ブラウザ
iOSアプリ
Androidアプリ
端的な回答を返す
○最新の情報を得やすい
ファクトチェックっがスムーズ
△返答が英語になる場合がある

ChatGPT

「ChatGPT」は、米OpenAI社が2022年11月に公開した、AIチャットブームの先駆けとなったサービスです。ユーザ登録を行えば無料で利用できます。ただ、一定時間内で質問できる回数や文字数、回答速度などに制限があります。もっと使い勝手を良くしたいという人には有償版の「ChatGPT Plus」もあります。月額20米ドルで利用でき、回数制限が緩和されたりより回答速度が速くなったりします。また、無料版では「GPT-3.5」という言語モデルに加え、上位モデルである「GPT-4」も利用でき、回答の精度が高く、回答の幅も広がります。(※GPT-4もGPT-3.5同様に2021年9月の情報までしか学習していません。)

アプリをダウンロードしなくてもPCやスマホからアクセスするだけで気軽に利用できるブラウザ版に加え、2023年6月には、ChatGPTをiPhoneやIPadでアプリをダウンロードして利用するiOSアプリも登場しました。Android版はまだリリースされていないので注意が必要です。iOSアプリではスマホアプリならではの音声認識機能や画像から文字を抽出する機能も利用できます。

サービス名ChatGPT
公式サイトhttps://chat.openai.com/
日本語対応
利用方法ブラウザiOSアプリ
料金無料プラン/有料プランあり(月額20米ドル)
できること質問への回答・情報提供・テキスト生成・アイデア出し・プログラムコード生成・会話
ChatGPTとは?【5分でわかる】概要、できること、始め方

AIチャットくん

ChatGPT開発元の米OpenAI社はChatGPTと同等の機能を別のアプリケーションなどからでも利用できるようにAPIも用意しています。そのAPIを利用して開発されたものの一つが「AIチャットくん」です。これはLINEで友だち追加するだけで、ChatGPT機能を利用できる優れもので、友人にメッセージを送る感覚でチャットができます。

無料版だと、質問は1日5回までという制限がありますが、有料版はこの制限がなくなります。GPT-4は現時点では利用できませんが、「gpt-3.5-turbo」という回答の速度が早いバージョンを利用しており、サクサクやりとりできます。また、インターフェースも含めてすべて日本語で使えます。質問の文字数はシステムの制約上2,500文字となっています。

サービス名AIチャットくん
公式サイトhttps://picon-inc.com/ai-chat
日本語対応
利用方法LINE
料金無料/有料プランあり(月額980円または年額9,800円)
できること質問への回答・情報提供・テキスト生成・アイデア出し・プログラムコード生成・会話

Bing AIチャット

「Bing AIチャット」は、Microsoft社が2023年2月に提供を開始した比較的新しいAIチャットサービスです。同社の提供する検索エンジンEdgeやBingアプリから利用できます。利用するにはMicrosoftアカウントの登録が必要ですが、料金はかかりません。質問の文字数の上限は4,000文字、チャットの回数は1日あたり300回までと制限も緩めです。

Bing AIチャットの最大の特徴は言語モデルにOpenAIのGPT-4を採用しているということです。それに加え、Bingのデータも活用するので、最新の情報をもとに回答されるのも大きな特徴です。また、回答の出典情報も確認できるので容易に後述するファクトチェックができます。

「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」という3つから会話のスタイルを選んで質問することができ、用途に則した適切な回答を引き出しやすくなっています。また、画像生成AI「Bing Image Creator」もチャット機能から利用できるなど、利用の幅も広いです。

サービス名Bing AIチャット
公式サイトhttps://www.microsoft.com/ja-jp/bing?form=MA13FV
日本語対応
利用方法ブラウザ(Edge)・iOSアプリAndroidアプリ
料金無料
できること質問への回答・情報提供・テキスト生成・アイデア出し・プログラムコード生成・会話・画像生成※

AI Chatting

「AI Chatting」は、トランスフォーマーという言語モデルを使用し、自然な文脈で会話を楽しめるAIチャットサービスです。有名人や偉人、アニメキャラクターなど、数多くのAIキャラクターアシスタントが提供されているので、用途や好みによってチャットする相手を選べます。無料で利用できますが、1日当たりのAIチャットメッセージの回数やボットの制限、広告などがあります。有料版だとが回数が無制限、すべてのボットへのアクセスが可能になり、広告もなくなります。

サービス名AI Chatting
公式サイトhttps://www.aichatting.net/jp/
日本語対応
利用方法無料/有料プランあり(週額3.99米ドルまたは年額39.99米ドル)
料金ブラウザ・iOSアプリAndroidアプリ
できること質問への回答・情報提供・テキスト生成・アイデア出し・プログラムコード生成・会話・アバター作成・画像生成

Google Bard

「Google Bard」は、Google社が提供する、「PaLM 2」という言語モデルを利用するAIチャットサービスです。文書作成が得意で、実用レベルともいわれています。しかし、その一方で、プログラムコードの作成は苦手でまだ、学習段階であるようです。

Googleアカウントを所有するユーザであれば誰でも無料で利用できます。検索エンジンであるGoogleのデータも取り入れているので最新の情報が手に入りやすいです。また、同社のソフトとの互換性が高く、生成された回答をGoogleドキュメントやGmailにエクスポートする機能が備わっています。

サービス名Google Bard
公式サイトhttps://bard.google.com/
日本語対応
利用方法ブラウザ
料金無料
できること質問への回答・情報提供・テキスト生成・アイデア出し・会話

Perplexity AI

Perplexity AIは質問に対して端的な回答を返すAIチャットサービスです。質問に対してリアルタイムでインターネット上の情報を検索し、それをもとに回答しているので最新の情報を得やすいです。また、出典も記載されるのでファクトチェックもスムーズに行えます。無料版だと利用回数に制限があり、4時間あたり5回までとなっています。1日に300回以上利用できるプラン「Perplexity Pro」もあり、月20米ドルまたは年200米ドルとなっています。日本語に対応はしていますが、回答が英語で返ってくることもあるため注意が必要です。

サービス名Perplexity AI
公式サイトhttps://www.perplexity.ai/
日本語対応
利用方法ブラウザiOSアプリAndroidアプリ
料金無料/有料プランあり(月20米ドルまたは年200米ドル)
できること質問への回答・情報提供・テキスト生成・アイデア出し・プログラムコード生成

AIチャットサービスを上手に活用するためのコツ

ここまで、AIチャットサービスを紹介しましたが、上手く活用するコツを知らずに利用しても意図する回答がもらえないなど、AIの能力を持て余してしまいます。

活用のコツは、質問内容を明確にし、端的にまとめることです。

回答の精度にばらつきがあったり、一つのリクエストに対して処理できる文字数や情報量に限度があることが多いです。AIが処理しやすいよう、なるべく端的な文章にすることを心がけましょう。また、一文を短くするのも有効です。ほかにも、一度に複数の回答を求めるのではなく、段階的に質問していくことも大事です。

もし、想定と異なる回答が返ってきた場合は質問を言い換えてみましょう。質問の仕方を変えることで、より多くの情報を得られたり、また違う視点で回答をもらえるといったことができます。

AIチャットサービスを利用する上での注意点

AIチャットサービスを利用する上で注意すべきことがあります。それは、AIが提示する情報が必ずしも正確であるとは限らないということです。AIチャットの多くは、Googleなどの検索サイトから情報を抽出し、これまでの学習で培った膨大なデータをもとに、それらしく情報を生成することがあります。そのため、鵜呑みにせずに、必ず「ファクトチェック(=その情報が正しいか、真偽を調べる)」を行いましょう。

小説やスピーチといった、情報の正確性を求めないものであれば問題ありませんが、正確なデータを示す必要のあるプレゼン資料やメディア記事ではファクトチェックを徹底しましょう。

また、サービスを利用することで「情報漏洩」が起こりうるということは念頭に置いておかなければなりません。なぜなら、AIに投げかけた質問や提示したデータは全てAIの学習データとして蓄えるので、第三者に対するテキスト生成を通じてデータが漏洩する可能性も発生するためです。

実際、韓国の大手企業であるサムスン社では、社員がChatGPTに実用のソースコードや会議の録音データなどの、社外秘とされる機密情報を載せてしまったことで情報漏洩が発生しました。
この事態が発生したことでサムスン社はChatGPTにプロンプト(指示文)を1,024バイトに制限するよう要請しました。こういった情報漏洩の危険性をはらんでいるのでAIチャットに情報を載せる場合はそのなかに機密情報が含まれていないか必ず確認するようにしましょう。

上手に利用しよう

ちなみに、ここまでいくつかAIチャットサービスを紹介してきましたが、実際にそのサービスを利用してほかのサービスと比較した時の特徴やできることなどを質問し、得られた回答を加筆・修正して仕上げています。なかなか書くサービスの違いをとらえられたのではないでしょうか?まだ、正確性や精度は伸びしろがありますが、人がゼロベースで作業するよりも効率を上げられるので、うまく活用していくのがいいのではないかと思います!

     

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